参議院大分選挙区補欠選挙に立候補 吉田忠智(よしだ・ただとも)氏の経歴・政策まとめ

議員の辞職に伴う参議院大分選挙区補欠選挙が4月6日告示、4月23日投開票の日程で実施されています。今回の参議院大分選挙区補欠選挙には届け出順に公明党が推薦する自民党新人の白坂亜紀氏(56)、共産党と社民党が支持する立憲民主党前職の吉田忠智氏(67)の2人が立候補しました。本記事では立憲民主党前職の吉田忠智氏についてご紹介します。

参議院大分選挙区補欠選挙に立候補 白坂亜紀氏の経歴・政策まとめ

大分県臼杵市出身、九州大学農学部卒業。大分県職員、大分県議を経て参議院議員に。社会民主党で党首を歴任

吉田氏は1956年大分県臼杵市出身、九州大学農学部卒業。大分県に入庁し、県職労執行委員長などを歴任。2000年から2010年まで大分県議会議員を務め、2010年参議院議員選挙に社会民主党公認で立候補し当選、2013年からは社会民主党党首を務めました。2016年の参院選では落選しましたが、2019年に社会民主党公認候補として比例区から立候補し2度目の当選。2020年に社会民主党を離党し立憲民主党に入党しました。今回の補欠選挙に向けて参議院議員を辞職、立憲民主党公認候補として立候補しました。

吉田氏が掲げる政策とは

吉田氏はホームページで以下の政策を公表しています。

〇安心社会の実現 ~産み育て・学び働き・老後まで~
・子ども・子育て予算を早期に倍増。所得制限なしで高校卒業まで15,000円の児童手当支給をすぐに開始
・先進国で最低の賃金水準の大幅引き上げ。望めば誰もが正社員として働ける雇用契約制度へ改革
・義務教育での学校給食無償化。国公立大学授業料は無償、私立大学授業料も大幅に引下げし、教育無償化へ道筋
・物価が上がっても給付額が減る年金カット法・マクロ経済スライドは見直し。低所得の高齢者に一定額を年金に上乗せ支給
 
〇地方を元気に ~ずっと暮らしたいふるさと大分へ~
・農業の戸別所得補償制度の復活。配合飼料・肥料価格高騰に対し農家へ強力な支援措置
・中小零細企業が、燃料・原材料費の高騰分を価格転嫁できるよう取引価格適正化を推進。インボイス制度導入は見送りへ
・旅館・ホテル業の振興、環境に配慮したエコツーリズム・グリーンツーリズムを大分から発信
・住民の暮らしを根底で支える公共サービス、地域公共交通を守り拡充へ
 
〇持続性ある共生社会 ~全員参加・誰でも活躍~
・原子力に代わるエネルギー源の確保、省エネ・再生可能エネルギーの利用促進で原子力発電に依存しない社会へ
・河川の流域管理と整備、森林整備や砂防事業の推進で洪水・災害に強い街づくり
・ジェンダーやLGBTなど、あらゆる差別を解消し、誰もが活躍できる共生社会を実現
・日本で生活する外国人の人権、生活を守るため、多文化共生社会基本法を制定
 
〇平和な日本 ~子どもたちの未来のために~
・歯止めなき防衛力増強にNo! 政治の責任で近隣諸国との対話と協力を推進し、地域の緊張緩和を実現
・周辺住民の暮らしを脅かす日出生台演習場での日米合同訓練に反対。大分分屯地の大型弾薬庫新設は計画内容の公表を要求
・政治が改憲を助長することなく、憲法の条文、理念を外交や暮らしに活かす
・旧統一教会がらみの被害者救済促進。悪質な勧誘行為や政治との関連性について迅速に全容を解明

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