北海道周辺に落下の可能性と屋内等へ避難呼びかけ

 政府は13日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのを受け、北海道エリアを対象に屋内や地下への避難をJアラート(全国瞬時警報システム)で呼び掛けた。その後、政府は「北海道周辺への落下の可能性がなくなったので訂正する」とした。わが国の排他的経済水域内への飛来も確認されていない、という。

 Jアラート発出で北海道ではJR北海道はじめ札幌市営地下鉄などが一時、全線で運転を見合わせたほか、高速道路でも一時、通行止め措置がとられる影響が出た。

 浜田靖一防衛大臣は同日、北朝鮮が午前7時22分頃、内陸部から大陸間弾道ミサイル(ICBM)級とみられるミサイルを東に向けて発射したとみられると発表。「わが国の排他的経済水域への飛来も確認していない」とした。

 聯合ニュースは韓国軍合同参謀本部が午前7時23分頃、北朝鮮が平壌から朝鮮半島東の東海上(日本海)に向けて、中距離級以上の弾道ミサイル1発を発射したと発表した、と報じた。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は今年に入って9回目。北朝鮮は韓国との南北共同連絡事務所と軍通信線を通じての定時連絡に7日連続して応じていない状況という。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース