横浜赤レンガ倉庫に響く音色 アコフェス通じ子ども支援 チャリティーグッズの販売も

アコフェスのステージに上がる「N.U.」の2人=横浜市中区

 アコースティック音楽を通して、子どもたちに笑顔を届けるイベント「ヨコハマ アコフェス2023」が15日から2日間の日程で、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫イベント広場で始まった。初日は雨天となったが、イベントを企画したフォークデュオ「N.U.」ら3組がライブを行い、聴衆を喜ばせた。

 同イベントは、横浜を拠点に20年以上活動してきた同デュオが、「横浜に恩返ししたい」と企画。2010年から開催し、今回は13回目となった。アコースティック音楽のアーティストを招いて良い音楽を届けるとともに、県内の子どもの支援活動への関心を高めようとチャリティーグッズを販売し、売り上げをNPO法人「神奈川子ども未来ファンド」に寄付してきた。

 初めて2日間の開催となった今回は、横浜産ワインやパンの販売、キッチンカーなども出店した。同デュオのライブでは、傘を手にしたファンが集まり、温かみのあふれる曲に聴き入った。同フェス実行委員会の小山宏一委員長は「最高のアコースティック音楽を無料で楽しめ、グルメも。ぜひ音楽を楽しみながら、子ども支援についても知ってほしい」と話した。

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