主力温存のミラン、早々に先制されるもポベガ弾で追いつきドロー|セリエA

【第30節】ボローニャ vs ミラン

開始早々に先制を許すもポベガのゴールで引き分けに持ち込んだミラン ©Getty Images

4月15日、セリエA第30節ボローニャ vs ミランの一戦がスタディオ・レナート・ダッラーラで行われた。

ミランはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグから中2日での試合ということもあり、メンバーを大幅に入れ替えてこの試合に挑んだ。ボローニャはリーグ戦2連勝と上々のコンディションを維持して強豪を迎え撃った。

先制点が生まれたのは開始わずか32秒だった。ボローニャが左サイドからミラン陣内に侵入し、そこから逆サイドへと展開してシュテファン・ポッシュが深い位置からクロスを上げると、中央でニコラ・サンソーネが合わせてゴールネットを揺らす。ホームのボローニャが幸先の良いスタートを切った。

その後はミランがボールをキープして敵陣への侵入を図るが、ボローニャの守備ブロックと素早い寄せに阻まれ、なかなか決定機に繋げることができない。

それでも20分、スローインを起点に右サイドからクロスが入り、アンテ・レビッチのヘディングシュートで相手GKウカシュ・スコルプスキを脅かすと、21分にはペナルティーアークのあたりでトマッソ・ポベガが倒されFKを獲得。フロレンツィのキックはゴールマウスを捉えながらもスコルプスキに阻まれたが、徐々に得点へと近づいていく。

そして40分、左からのクロスを起点に人数をかけた攻撃を仕掛け、こぼれ球に反応したポベガが左足で強烈なロングシュート。ボールは左ポストに当たってネットに吸い込まれ、ミランが同点に追いついて前半が終了する。

後半は立ち上がりから一進一退の攻防となり、時計の針が進むにつれてボローニャが相手陣内に押し込む時間帯が増えていく。ミランは選手交代をしながら盛り返しを図り、70分には主力のブラヒム・ディアスとラファエル・レオンを投入して反撃に転じる。

ここからはミランがボールをキープして攻め込むシーンが増え、レオンを起点に何度も相手ゴールに迫ったが、ボローニャ側も集中を保ってゴールを死守。最後まで激しい攻防が続いたもののスコアは動かず、1-1でタイムアップを迎えた。

この結果、両チームともに1ポイントずつを積み上げ、ミランは勝ち点53、ボローニャは44となった。

次節、ボローニャはアウェイでヴェローナと、ミランはホームでレッチェと対戦する。

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