海上自衛隊の最新型ステルス護衛艦「くまの」が20日、海外派遣へ母港の横須賀基地(横須賀市)を出港した。もがみ型護衛艦として初の海外派遣で、各国海軍との共同訓練やシンガポールやマレーシアで兵器や装備品の国際展示会に参加する。
海自の本年度のインド太平洋方面派遣(IPD23)の一環で、同日午前10時40分ごろ、音楽隊の演奏を受け、出港した。乗員は約90人。横須賀からは後日ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」も出港。輸送艦や潜水艦など計6隻が参加し、9月17日までアメリカやインド、オーストラリア、韓国などの海軍と共同訓練を行う。