人気ミュージカルやジャニーズ事務所のアイドルが出演する公演チケットなどを高額転売した事件で、神奈川県警サイバー犯罪捜査課と川崎署は20日、チケット不正転売禁止法違反容疑で、大阪府の会社役員の男（43）と東京都の派遣社員の女（50）を横浜地検川崎支部に書類送検したと発表した。
男は2002年からチケット転売サイトを運営。別の販売仲介サイトの商品に手数料などを上乗せしたチケットを中心に出品する手口で、2003年～19年には1カ月で約600万～1千万円を売り上げていたという。同法が施行された19年6月から21年は、1年間で2千万円近くの売り上げとなったという。男は今年3月に販売サイトの運営を停止した。
女はチケットの転売目的でジャニーズ事務所のファンクラブに加入し、家族の名義も利用してチケットを購入していた。19年夏から22年12月までに約147回の転売を繰り返し、330万円を売り上げていたという。
