「もったり・厚みのある背中」を薄くする!凝りもほぐれて気持ちいい簡単1ポーズ

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

今回のテーマは、もったり・厚みのある背中を薄くする!です。

体の背面は、目が行き届きにくいですよね。つい無頓着になってしまいがちなパーツがゆえ、ふと目にしたときに「えっ、こんなにもったりしてたの?」「厚くて、丸みがある…」とその全容に驚かされることも少なくないでしょう。

しかも、背中にお肉がついてしまうのは、私たちが日ごろ…それも長時間やってしまいがちな猫背の姿勢との関係が大なのです!

猫背と背中のお肉の関係

キーボードの上に手を置いてデスクワークをしているときや、スマートフォンを見ているとき。または、家事や食事をしているときなど、腕を体の前に伸ばして背中が丸まった姿勢をすることって多いですよね。

そのときの背中の筋肉はというと、伸びきったままになっています。その結果、筋肉が硬くなって血流が悪くなり、代謝が低下。また、猫背の姿勢で過ごすことが多いときというのは、運動不足になっていることが多いわけでもあるので、筋肉量が減ったり、筋肉が衰えたりして、背中に脂肪がたまりやすくなってしまいます。

そこでまずおすすめしたいのが、ガチガチになった背中の筋肉をほぐすヨガのポーズやストレッチ。

ヨガ「針の糸通しのポーズ」とアレンジバージョンのやり方

ヨガの「針の糸通しのポーズ」は、首のうしろや肩、背中などに広がる僧帽筋、背中の大きな筋肉・広背筋をストレッチするのに適したポーズです。

1)四つ這いになる。

※ 手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下にひざをつきます。腰が反りすぎないように、ヘソを引き上げて背中を平らにしましょう。

2)右手のひらを上に向け、滑らせるように左脇の下をくぐらせる。右肩と右側頭部を床につける。

※ 床に体をあずけたら、余計な力を抜きましょう。お尻は左右に流れないように、体の中心に引き戻します。

3)左手を天井方向に持ち上げ、「針の糸通しのポーズ」を取る。

※ 左手は、肩の延長線上から真上に持ち上げます。胸をしっかりと開きつつ、無理のない可動域内で止めるのがポイント。目線を左手の指先に向けたら、呼吸を5回繰り返しましょう。

4)【「針の糸通しのポーズ」アレンジバージョン】左腕を頭の先に伸ばす。

※ 左腕を肩からまっすぐ伸ばし、手のひらを頭の先につきます。指先を気持ち+1cmほど遠くに伸ばして、ストレッチを深めましょう。呼吸を5回繰り返します。

四つ這いに戻ったら、反対側も同様におこないます。

ポイント

  • 「針の糸通しのポーズ」+アレンジバージョンは、起床後のベッドの上でおこなっても、就寝前におこなってもOK。肩~背中の広範囲が心地よく伸びるのを感じましょう。
  • 肩が内側に入って背中が丸くなっていると、背中全体が広く・丸く見えてしまいます。普段の生活のなかでも、左右の肩甲骨を中央に寄せ、肩をうしろに引いた姿勢を意識して過ごしてみましょう。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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