海の環境問題 ウミガメ通じ関心を 「うみがたり」GW展示 5月12日まで

 上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は22日から5月12日まで、「うみがたりのGW(ゴールデンウイーク)2023」を開いている。環境をキーワードに、悠然と泳ぐウミガメの展示などを行っている。開館時間は午前10時から午後5時まで。

タッチングプールで悠然と泳ぐアカウミガメ

 ウミガメは1階のタッチングプールにアカウミガメ2匹、アオウミガメ1匹を展示。呼吸のため時々顔を上げるしぐさがかわいく、早くも人気を集めている。汚染や海洋プラスチックなど海の環境への関心を高める象徴としての展示で、同館は「ウミガメを入り口に現状を知ってもらえれば」と話している。
 また、29日から小木―直江津間に就航するカーフェリー「こがね丸」を記念し、3階の日本海テラスにフェリーの模型を設置、佐渡に向かう姿を再現している。バンドウイルカによるドルフィンパフォーマンスは13日から、華麗なジャンプがイルカスタジアムで楽しめる「ホップ・ステップ・ジャンプ」が行われている。
 同館は混雑が予想される29日から5月7日まで、開館時間を午前9時から午後6時までに延長する。5月3日から6日まで、来館時間を指定するウェブ入館予約となる。

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