森田望智が「バイバイ、マイフレンド」で地上波ドラマ初主演

森田望智が、フジテレビで5月9日にスタートする火曜ACTION!「バイバイ、マイフレンド」(5月9日・30日深夜0:25、5月16日深夜0:35、5月23日深夜0:45。関東ローカル)で主演を務めることが分かった。

フジテレビのヤングクリエーターたちが月替わりで手掛ける「火曜ACTION!」枠。「バイバイ、マイフレンド」は、現在と過去が交錯するノスタルジック青春ドラマだ。17歳の時に経験したつらい出来事のせいで心を閉ざしてしまった主人公が、高校での親友と思いがけず再会を果たし、親友と目指した夢を再び追いかけることを決める。「もう一度やり直せたら」という期待を胸に、止まっていた時間が少しずつ動き始める――。

森田が演じる早川麻衣は、東京で派遣社員として働く傍ら、小説家を目指し文学賞に作品を応募しては落選する日々を送っていた。そんなある日、派遣先から契約を切られ、ラストチャンスと応募した賞にも落選。希望を失いかけた矢先、ある出来事をきっかけにバラバラになっていた高校時代の親友たちと10年ぶりに再会する。何もかもうまくいかず人生に悲観していた麻衣は、親友たちとの再会をきっかけに前向きな気持ちを取り戻しながらも、実は10年間、親友に抱き続けた罪悪感に苦しんでいた。

2019年に社会現象を巻き起こした配信ドラマ「全裸監督」の黒木香役で注目を集めた森田にとって、「バイバイ、マイフレンド」は地上波連続ドラマ初主演作品となる。森田は「私に主演が務まるのだろうかという緊張感に覆われつつ、主人公は描かれる背景が一番多い役なので、演じる上で人一倍の景色を見ることができるんだなと、高揚感もありました」と心境を明かしつつ、脚本を読んで「私の頭の奥の方で眠っていた高校時代の記憶が、苦くてきらめいていて、懐かしいような気持ちで色づいてよみがえっていくような感覚がありました。友情を育む上で誰もが経験してきた要素がたくさん詰まっていて、すぐ隣で寄り添ってくれているような温かいお話だと思いました」と作品の印象を語る。

役柄に関しては、「高校時代に置いてきてしまった後悔を10年後の今も見つめ続けている役なので、何をしていてもそのキュッと締めつけられるような感覚は大事にしたいなと思っています。けれど人間なので、後ろめたさがある中でも、楽しい時は心から笑うことだってあるという感覚も同時に忘れないでいたいです」と意気込む。

ちなみに、森田が学生時代でやり直したいことは「仲のいい友達と深く話すことが多かった学生時代でした。今戻れるなら、その時ちゃんと話せなかったほかの子たちとも仲良くなりたい。“好きな食べ物は何?”から始めて、知られざる一面を見つけられたら楽しそうだなと思います」とコメント。

そして、あらためて「私には大切な友達がいます。この作品に携わることができて感じたことは、こんな私の側にずっと居続けてくれているその子を、絶対に幸せにしたい、という思いでした。この作品を見た後に、そんな誰かを思う気持ちが皆さんの胸にもじんわりと深く届けられたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

© 株式会社東京ニュース通信社