ナポリ、ユヴェントスの上位対決制す。ラツィオが敗れたため優勝に王手

セリエA 第31節 結果まとめ

ユーヴェとの上位対決を制したナポリは、33年ぶりの優勝に王手をかけた ©Getty Images

4月21日から24日にかけて、セリエA第31節の10試合が行われた。

首位ナポリは、勝ち点剥奪処分が暫定的に撤回されて3位に浮上したユヴェントスとアウェイで対戦した。ボールを保持し攻め込むナポリに対し、ユヴェントスは時おり速攻を仕掛ける展開に。スコアレスで試合が推移する中、後半アディショナルタイムにジャコモ・ラスパドーリがボレーシュートをたたき込み、ナポリが1-0で勝利した。

2位ラツィオはホームにトリノを迎えたが、前半終了間際に先制ゴールを許し、これが決勝点に。ナポリとラツィオの勝ち点差が17に広がったため、次節ナポリが勝利し、ラツィオが引き分け以下に終われば、ナポリの33シーズンぶりのリーグ制覇が確定する。

4位ローマはアウェイでアタランタとの上位対決に挑んだ。膠着状態が続く展開の中、先に試合を動かしたアタランタが後半も効果的に得点を奪い、3-1で勝利を収めた。5位ミランはレッチェと対戦。序盤からゲームをコントロールすると、ラファエル・レオンが2ゴールを奪い、リーグ戦3試合ぶりとなる勝利。この結果ミランが4位に浮上し、ローマは5位に後退した。

6位インテルはアウェイでエンポリと対戦。序盤は相手にチャンスを作られたが、後半に入るとロメル・ルカクが2ゴール、ラウタロ・マルティネスが1ゴールを奪い、3-0でリーグ戦6試合ぶりの白星を飾った。

ボローニャは降格争いを演じるヴェローナに1-2と不覚を取り、サレルニターナは3-0でサッスオーロに完勝。ともに降格争いを演じるスペツィアとサンプドリアの対戦は、1-1の痛み分けに終わった。

モンツァ vs フィオレンティーナは、13分までにフィオレンティーナが2ゴールを挙げたものの、その後モンツァが3ゴールを奪い返して逆転勝利を収めた。ウディネーゼは前半のうちに3ゴールを奪い、19位クレモネーゼに完勝している。


[セリエA第31節]
ヴェローナ 2-1 ボローニャ
サレルニターナ 3-0 サッスオーロ
ラツィオ 0-1 トリノ
サンプドリア 1-1 スペツィア
エンポリ 0-3 インテル(試合ハイライトはこちら
モンツァ 3-2 フィオレンティーナ
ウディネーゼ 3-0 クレモネーゼ
ミラン 2-0 レッチェ(試合ハイライトはこちら
ユヴェントス 0-1 ナポリ(試合ハイライトはこちら
アタランタ 3-1 ローマ(試合ハイライトはこちら

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