相鉄HD、2期連続の黒字化 ホテル回復、不動産も好調 2023年3月期連結決算

 相鉄ホールディングス(横浜市西区)が27日発表した2023年3月期連結決算は、純利益が前期比276.2%増の69億8千万円だった。新型コロナウイルス禍が落ち着き、下期を中心にホテル業が回復。マンションなどの不動産分譲業も好調に推移し、2期連続の黒字化を果たした。

 売上高は15.2%増の2496億6700万円、営業利益は258.9%増の143億4800万円で、増収増益だった。

 運輸業のうち、鉄道の輸送人員は8.2%増。人流が戻りつつあり、コロナ禍前の19年3月期比85%程度まで回復した。

 一方で、今年3月の相鉄・東急新横浜線開業に伴う車両の増備など、減価償却費が拡大。営業損益は、8億9200万円の赤字(前期は19億9100万円の赤字)だった。

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