アウトドアと地場産に特化 四季彩館みょうこうリニューアルオープン 道の駅あらい東側エリア 29日までイベント

 冬季休業していた「道の駅あらい」の東側エリア「四季彩館みょうこう」(妙高市長森)が28日、リニューアルオープンした。アウトドアメーカー「モンベル」の商品や地場産野菜を扱う直売所と、地元食材を使った食堂がお目見え。29日までオープニングイベントが開かれており、初日から地元住民や観光客らでにぎわった。

「フィールド妙高」内ではモンベル製品の他、地場産の野菜や加工品を販売

 同館は、妙高ふるさと振興が指定管理者を務め、パートナー企業として「ひだなん」が運営に携わる。
 コンセプトは「妙高山麓の大地=フィールド=を共有する農業とアウトドアの融合」。
 ひだなんが運営する直売所「フィールド妙高」では、低農薬・低化学肥料栽培のコメや野菜、加工品を販売。また、モンベルコーナーではアウトドア用品や農作業ウエアなど約5000アイテムを取り扱う。
 同市飛田の30代男性は加工品やモンベルの雑貨を購入。「地場産の商品を買える場所が増えてうれしい」と話していた。
 フィールド妙高の佐藤俊一副店長(63)は「アウトドアや農業の拠点となる、初めの一歩を踏み出すための商品をそろえた。直売所の商品はより地元産、健康を意識した。日常的に利用してもらい、農業振興につながれば」と願った。
 食堂「みょうこう」は、コメをはじめ、地場産食材を使った40種以上のメニューを提供。また5~7キロほどもある、ボリュームたっぷりの「デカ盛り」メニューも用意。シェアして楽しむことができる。加藤靖さん(57)は「おなかいっぱい食事を楽しみ、笑顔になってもらいたい」と話した。
 営業時間はフィールド妙高が午前10時から午後7時まで。5月9日までは無休。食堂「みょうこう」は午前10時から午後8時まで。8月末まで無休。施設は火曜定休。
 29日までオープニングイベントとして、あらいばやし保存会によるお祝い太鼓、3000円以上の買い物で参加できる抽選会がある。キッチンカーも出店する。

© 株式会社上越タイムス社