「ハイドパーク・ミュージック・フェス」が狭山の会場で復活。“日本のロック”の源流がここに!

BSフジでは7月1日に「ハイドパーク・ミュージック・フェス2023」(深夜1:00)を放送する。

1970年代初頭、黎明期にあった日本のロック。そんな時代に、東京都心から離れた埼玉県狭山の米軍キャンプの住宅跡地に、細野晴臣、小坂忠、洪栄龍、吉田美奈子ら、日本のロックを作ってゆくことになるミュージシャンたちや、ワークショップMU!!(眞鍋立彦、中山泰、奥村靫正)をはじめデザイナーやイラストレーターなど、その後のポップアートの分野で活躍していく人たちが、米軍払下げハウスに住み始め、さまざまな音楽やコミュニティーを作り始めた。

この史実をきっかけに、2005年に狭山ハイドパーク(現在の稲荷山公園)で、第1回「ハイドパーク・ミュージック・フェス」が開催された。この伝説の「ハイドパーク・ミュージック・フェス」が17年の時を超えて、同じく狭山の会場で、4月29日から2日間復活。今回も60年代からの現在まで、日本のロックを深く俯瞰(ふかん)するような豪華な顔ぶれがそろう。

番組では、今回の「ハイドパーク・ミュージック・フェス2023」の演奏を中心としながら、ミュージシャンや主催者たちの、このフェスに対する思いや言葉も伝える。

参加ミュージシャンたちは世代を越えて、さまざまな顔ぶれがそろった。70年代のことを知るベテランから、脈々と受け継がれてきた音楽に影響を受けて育った若いミュージシャンまで、本当に多彩なメンバーが集結。60年代にフォーク・クルセダーズの一員だったきたやまおさむから、21世紀生まれの関口スグヤまで、まさに時代も世紀も超えた面々が、ハイドパークという場所ならではの音楽を響かせる。

なお、今回は、「ハイドパーク・ミュージック・フェス」にとっても、日本のロックにとっても非常に重要なミュージシャンの追悼トリビュート企画も予定。世界中から注目を集め続ける日本のシティーポップの源流を、感じることができる。

「ハイドパーク・ミュージック・フェス2023」の主催者である麻田浩は、「2005年の『ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル』は後日その興奮が伝わる映像でオンエアされました。またそれはDVDとして編集され発売もされました。それを見て『ハイドパーク』を知ったという若い人に何人も会いました。映像には若き日のSAKEROCKの熱演、細野晴臣と小坂忠の共演、マーク・ベノ with ラリーパパ&カーネギーママのコラボレーション、3人のみだったけどハーフ・ムーンライダース、カントリー界のリジェンド、トミ藤山さん、佐野元春 and The Hobo King Band、斎藤誠、森山良子&ブレッド・アンド・バター、ラストショウ、西岡恭蔵トリビュートバンドのプカプカ…今ではちょっと想像できないメンバーの姿と歌がそこに残されたのです。今回もフジテレビ、BSフジとコラボして映像を撮ります。もし今回フェスに来られなかった方は、今年はぜひその映像で『ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023』を体験してください。そして来年はぜひ会場で一緒に楽しみましょう」と呼び掛けている。

各日の出演アーティストは、公式サイトで公開中。

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