ラインナップが超豪華!な5月映画おすすめ5作品
ゴールデンウイークから始まる5月映画。邦画、洋画、アニメーション…アート系からハリウッド大作まで分厚いラインナップとなっています。
先月の公開作品では『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』が圧倒的な強さを見せていますが、これに世界興収10億ドル超えとなった4月28日公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などを含めると、GW期間中はとても賑やかな興行になると予想されます。
今月も公開日順に、M&A Onlineおすすめの5作品を紹介します。
●5月3日水曜日公開予定『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
マーベル映画(=MCU)最新作にして、くせ者&落ちこぼれが集まった“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の活躍を描くシリーズ第3弾。
シリーズを通して監督・脚本を担当してきたジェームズ・ガンのもとに豪華キャストが再集結します。
本作をもってガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの物語もピリオドが打たれると言われていて、そういう意味でも見逃し厳禁です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3|シリーズ第3作|映画|マーベル公式 (disney.co.jp)
●5月12日金曜日公開予定『TAR/ター』
『リトル・チルドレン』、『イン・ザ・ベッドルーム』のトッド・フィールド監督の16年ぶりの新作。今年のアカデミー賞6部門にノミネートされました。
主演はケイト・ブランシェット。すでにアカデミー賞を2度受賞していて、メリル・ストリープやフランシス・マクドーマンドと並んで今のハリウッド最高の女優の一人と言っていいでしょう。本作でも苦悩を抱えた女性指揮者を熱演しています。
実在する人物かと思いきや、驚くべきことにフィールド監督が「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」キャラクターだとか。一見の価値ありです。
●5月12日金曜日公開予定『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』
人気アニメシリーズの10周年記念作品。これまでシリーズ最大のミッシングリンクだったテレビアニメ第3シーズンの直前の出来事を描きます。
人間の心理状態を数値化する“シビュラシステム”による管理が進んだ近未来社会を舞台に犯罪捜査に立ち向かう刑事たちの奮闘を描きます。
10周年というメモリアル作品らしく、新旧人気キャラクターが総登場、ファンにはたまらない構成となっています。
アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ公式サイト
●5月19日金曜日公開予定『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
2001年公開の第1作『ワイルド・スピード』(原題: The Fast and the Furious)から足掛け22年目に入った大ヒットシリーズの記念すべき10作目。
主演のヴィン・ディーゼルを筆頭に新旧ファミリーが集結するほか、シャーリーズ・セロンなどの敵役も続投。さらに今作から『アクアマン』シリーズのジェイソン・モモア、アカデミー賞女優のブリー・ラーソンが参戦します。
ド派手なカーアクションは健在。本作と次の11作目の2部構成になっていて、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』はその前編。残念ながらシリーズ全体の完結篇となる予定です。
映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 OFFICIAL SITE (wildspeed-official.jp)
●5月26日金曜日公開予定「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
2020年から3年に渡ってNHKで放映されてきた荒木飛呂彦原作の『岸辺露伴は動かない』待望の劇場版。
高橋一生、飯豊まりえがドラマから続投するほか木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波が出演。スタッフ・製作陣はドラマから続投なので、世界観は保たれそうです。
ルーヴル美術館でも本格的にロケが行われ、この世で最も邪悪な“最も黒い絵”の謎を露伴が追います。
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公式サイト (asmik-ace.co.jp)
紹介しきれない!話題作が続々公開
これらの作品以外にも中村倫也主演のコメディ『宇宙人のあいつ』、藤井道人監督の最新作で岡田准一と綾野剛の共演作となる『最後まで行く』、父・政次郎の視点から宮沢賢治を描いた役所広司×菅田将暉の『銀河鉄道の父』、アンソニー・ホプキンスとアン・ハサウェイ共演の『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』、伝説のボクシング映画「ロッキー」シリーズを継承する『クリード過去の逆襲』など、国内外のバラエティに富んだ作品の公開が控えています。
文:村松健太郎(映画文筆屋)
村松 健太郎
2002年から映画館勤務で業界入り。2016年頃から映画文筆家として活動を開始。脳梗塞を患ったために杖片手に試写室や映画会社を行ったり来たりしています。映画祭の審査員やインディーズ映画の宣伝などもしていますが、興行出身ということもあって、少しでも多くの人の足が劇場に向かってほしいと願う日々です。年間300本の新作とそれ以上の過去関連作を見て回っています。