ラツィオ敗退を受け大一番に臨んだナポリ、先制しながら勝利逃しスクデット獲得ならず

セリエA 第32節 結果まとめ

写真:優勝を祝うべくスタジアム外にも多くのナポリのファンが詰めかけたが、熱狂は仕切り直しとなった ©Getty Images

4月28日から30日にかけて、セリエA第32節の10試合が行われた。

首位のナポリを追う2位ラツィオはアウェイでインテルと対戦。30分にフェリペ・アンデルソンのゴールで先制したものの、後半に入るとインテルが反撃。ラウタロ・マルティネスが2ゴール、ロビン・ゴセンスが1ゴールを奪い、インテルが3-1で勝利を収めた。

この試合終了後に行われたナポリ vs サレルニターナの一戦は、ナポリが勝利すればスクデット獲得が決まるという条件に。立ち上がりから攻め続けたナポリは62分にCKからマティアス・オリベラがヘディングシュートを決めて先制したものの、84分に同点に追いつかれ、1-1で引き分け。スクデット獲得は次節以降に持ち越されることとなった。

5位ローマと4位ミランの直接対決は、両チームがチャンスを作りながらスコアレスのまま終盤まで推移。90+4分にタミー・アブラハムのゴールでローマが先制したものの、直後にミランが反撃に転じ、90+7分にアレクシス・サレマーカーズが同点ゴール。1-1の引き分けに終わった。

3位ながらリーグ戦3連敗中のユヴェントスはアウェイでボローニャと対戦。開始6分にPKを献上して先制点を与えたものの、すぐに反撃。29分に得たPKのチャンスは相手GKのセーブに阻まれるが、61分にアルカディウシュ・ミリクが同点ゴールを奪い、1-1の引き分けに終わった。

レッチェはPKによる1点を守り抜きウディネーゼに勝利。モンツァはスペツィアから2点を奪いアウェイゲームを制した。トリノ vs アタランタは1-1で迎えた終盤にドゥバン・サパタが決勝ゴールを奪いアタランタが勝利を収めている。

クレモネーゼ vs ヴェローナは1-1のドロー。サッスオーロは序盤にエンポリに先制され、後半には退場者を出したものの、終盤にドメニコ・ベラルディが2ゴールを奪い逆転勝利を飾った。最下位サンプドリアと対戦したフィオレンティーナは、前半終了間際から効果的に得点を重ね、5-0で快勝。サンプドリアは5戦未勝利と苦戦が続いている。


[セリエA第32節 結果]
レッチェ 1-0 ウディネーゼ
スペツィア 0-2 モンツァ
ローマ 1-1 ミラン(試合ハイライトはこちら
トリノ 1-2 アタランタ
インテル 3-1 ラツィオ(試合ハイライトはこちら
クレモネーゼ 1-1 ヴェローナ
ナポリ 1-1 サレルニターナ(試合ハイライトはこちら
サッスオーロ 2-1 エンポリ
フィオレンティーナ 5-0 サンプドリア
ボローニャ 1-1 ユヴェントス(試合ハイライトはこちら

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