ドローンを使った米の種もみ散布/千葉・いすみ市

ドローンを使った米の種もみ散布/千葉・いすみ市

 ドローンを使って、米の種もみを水田に直接散布するひと味変わった田植えが5月1日、千葉県いすみ市で行われました。

 この取り組みは高齢化が進む農業従事者の重労働や、担い手不足を解消しようと、地元で農業経営を営む「新田野ファーム」が行いました。

 田植えは本来、農業機械の田植え機などを使って苗を水田に植え付けますが、5月1日にいすみ市高谷地区で行われたのは、ドローンを飛ばして直接、水田に米の種もみをまくというものです。

 水田では、米の種もみを入れた容器を取り付けたドローンで、手際良く種もみが撒かれていました。

 この会社では、10年ほど前からラジコンヘリで種もみをまいていましたが、ドローンを使うと費用の削減になるほか、田植え機と同じように均一に苗が並ぶため、刈り取りなど作業の効率化にもつながるということです。

新田野ファーム 藤平正一 社長
「今年上手くいけば、来年からどんどん増やして省力化したい。そのためには省力化の機械を使わなければいけないし、お米が高く売れるようにやっていきたい」

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