横浜市営地下鉄中山駅助役を懲戒免職 ICカード不正操作で運賃支払わず 

横浜市営地下鉄(資料写真)

 横浜市交通局は1日、出勤時の乗車記録を不正に取り消し、運賃の支払いを免れていたとして、市営地下鉄中山駅に勤務する男性助役(59)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 市によると、男性は2018年~22年6月にかけて、自動改札から出ずに事務室内に入り、入場記録を取り消すことで4418円の支払いを免れたという。駅員は24時間勤務で出勤回数が少ないため、交通費は実費が支払われる。

 22年9月、男性が勤務場所に置き忘れた交通系ICカードを別の職員が見つけて発覚し、交通局が調査していた。聞き取りに対し「この金額分の回数券を買った」などと否定していたが、後に認めたという。

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