江ノ電、GWにシェアサイクル実験 住民の移動円滑化へ 選択肢増やし交通課題の改善目指す

シェアサイクルステーションのイメージ(江ノ電提供)

 江ノ島電鉄はゴールデンウイーク(GW)期間中の5月4日から6日まで、沿線住民らの移動円滑化を目的とした「シェアサイクル実証実験」を行う。鎌倉駅(神奈川県鎌倉市)近くと郊外住宅地に臨時のシェアサイクルステーションを設置。多様な移動手段による移動の利便性向上を模索する。

 GWに多くの人出が予想されることから、鎌倉市の協力の下、江ノ電が初めて企画した。同駅の混雑時に沿線住民を優先させて駅構内に入場させる実証実験に併せて実施する。同駅近くの鎌倉市役所や長谷、七里ガ浜、極楽寺に「ステーション」を開設。自転車の駐輪スペースをそれぞれ20~30台設ける。移動の選択肢を増やすことで、交通課題の改善を目指す。

 江ノ電は21年4月からシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」を運営。約500台を稼働させている。

 利用料金は30分130円~。4~6日の午前11時~午後6時(6日のみ午後4時まで)。シェアサイクルの利用には、自転車シェアリングアプリ「HELLO CYCLING」のダウンロードが必要。

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