松田山の耕作放棄地を地元住民が整備した「コキアの里」(松田町松田惣領)でネモフィラとヒマワリが見頃を迎えている。小さくかれんな瑠璃色のネモフィラと初夏の日差しを浴びたヒマワリの大輪が富士山をバックに競演。観光客らは写真に収めていた。開園は7日まで。
西平畑公園から約600メートル上がったコキアの里は、2019年に耕作放棄地約1700平方メートルを整備して開園し、秋にはコキアが山肌を真っ赤に染める人気スポット。20年からは春に咲くネモフィラを植えるようになり、今年は早咲きのヒマワリ約4千株も植えて多彩な色合いが観光客を楽しませている。
ボランティア代表の飯田勝宏さん(78)は「大型連休にかけて満開になるように育てた。今までで一番きれいな花をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。入場無料。