正々堂々、国会で議論しましょう LGBT法案

 自民党内で「LGBT理解増進法案」の与党案を提出する動きに立憲民主党の西村智奈美代表代行は「野党が多くを飲み込んで超党派議連で2年前に合意した法案は自民党案がベースだ」としたうえで「それすら棚上げし、挙句自分たちだけで法案を出すとの話。あまりにも身勝手」と自民の姿勢に問題を投げた。

 自民党内では保守系タカ派議員らが「差別は許されない」との文言が入る超党派議連の法案に難色を示している。西村氏は「差別という言葉がそれほど嫌なのでしょうか?」と疑問符をつけ、ツイッターで発信。「何か心配なことがあるなら国会で正々堂々議論しましょう」と国会での議論を求めた。

 自民党総裁でもある岸田文雄総理はG7広島サミットまでに法の成立をしておきたい意向を明確にしているが、自民党内では調整が難航。8日にも再度、党内で議論が持たれるもよう。ネット上では「党内に配慮するのではなく、国民や当事者に配慮して」との声がある。LGBTQの権利保障の法整備ができていないのはG7では日本のみ。対応が遅れている。(編集担当:森高龍二)

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