オリオールズが金銭トレードでルイス・トレンズを獲得 捕手3人体制に

日本時間5月4日、オリオールズは金銭トレードでカブスから捕手ルイス・トレンズを獲得したことを発表した。トレンズはオフにマリナーズからノンテンダーFAとなっており、今季からカブスに加入していたが日本時間4月29日にDFAとなっていた。オリオールズはすでにロースターの40人枠が埋まっていたため、トレンズの獲得に伴い右腕のジョーイ・クレービエルをDFAとしている。

現在27歳のトレンズは、2017年にパドレスでメジャーデビューを果たすと、2020年にオースティン・ノラなど複数選手が絡むトレードでマリナーズに移籍。翌年の2021年には108試合に出場して15本塁打、OPS.730とブレイクを果たした。しかし2022年はわずか3本塁打、OPS.581と苦しむとオフにマリナーズから放出。カブスに加入した今季もわずか22打席と出場機会に恵まれないままDFAとなっていた。

現在20勝9敗と好調でアメリカン・リーグ東地区の2位に立つオリオールズだが、チームの中心である正捕手アドリー・ラッチマンはマスクを被らない日でも指名打者として出場する。現在2番手捕手はベテランのジェームズ・マッキャンが務めているが、両選手がスタメンに名を連ねた場合はベンチに捕手が0人という状況になることも多く、有事に備えての3番手としてトレンズに白羽の矢が立った。現状は捕手層の強化を狙ったトレードではあるが、トレンズが2021年の打棒を取り戻せばオリオールズにとってはこれ以上ない補強となりそうだ。

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