広島・元宇品上空に気球? サミット警備関連か 県警は「コメントできない」

元宇品町上空に浮かぶ気球とみられるもの=9日午後7時43分(撮影・河合佑樹)

 9日午後、広島市南区元宇品町上空で、気球とみられるものが浮かんでいるのが確認された。広島県警は「コメントできない」としているが、19日から同町のホテルを主会場に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の警備の関連とみられる。

 原生林が茂る標高50メートルほどの島よりやや高い位置にあり、楕円(だえん)形で、白地に青や緑っぽい模様が入っていた。下に向け糸状のものが伸び、赤いライトが点灯する時もあった。目撃者によると午後6時前には揚がっており、記者が確認した午後8時半時点でも浮かんでいた。

 1キロ以上離れた中区から目撃した団体職員男性(66)は「動いている様子はなかった。サミットをPRする気球か何かだろうかと思った」と不思議がっていた。

© 株式会社中国新聞社