岩手県内GW、交通機関の利用増加 コロナ前水準に近づく

 

 交通各社はゴールデンウイーク(GW)期間の利用状況をまとめ、岩手県内は鉄道、空の便、高速道のいずれも前年を上回った。新型コロナウイルスの感染対策が大幅に緩和され、往来が活発化。新幹線は前年比58%増、花巻空港発着の全5路線は同17.3%増、高速道路は同15%増となり、コロナ前の水準に近づいた。

 【新幹線】JR盛岡支社によると、4月28日~5月7日の主要2線区(東北新幹線古川-北上、秋田新幹線盛岡-田沢湖)の乗客数は計50万7千人。コロナの感染が拡大した2020年以降最多で、18年同期の86%まで戻った。マスク着用が個人判断となり、5類移行が近づいたことで帰省や観光の機運が高まったとみられる。

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