「横浜らしく」準備着々 100万本の花で出迎え 来春開催の都市緑化フェア

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 「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の開催まで1年を切り、横浜市内の会場で花の試験植栽などが行われている。県内開催は1992年の相模原市以来25年ぶり。横浜らしさを打ち出そうと、横浜市内中心部と郊外部の2カ所に会場を分け、特色を生かした企画を展開する。市は「準備は順調。100万本の花で来場者を出迎えたい」としている。

 開催期間は来年3月25日から6月4日までの72日間。会場は、山下公園や港の見える丘公園、横浜公園などの都心臨海部「みなとガーデン」と、よこはま動物園ズーラシア(同市旭区)に隣接する「里山ガーデン」。桜、チューリップ、バラがテーマフラワーで、時季に合った演出を予定。入場は原則無料。市は500万人の来場を見込む。

 里山ガーデンは、市内最大級となる約1ヘクタールの大花壇が目玉。市内産のパンジーやビオラに加え、チューリップやワイルドフラワーなど色とりどりの花を植栽する。緑や広大な空間を生かし、老若男女が楽しめる空中アスレチックなど体験型企画(有料)も導入する。

 2015年度に整備を始め、ズーラシア北門近くに正面入り口広場を造成。散策路も完成した。市内の造園業者が昨年冬から試験植栽を行い、日当たりや土壌の状態などから花の咲き具合を調べている。

 隣接するズーラシア周辺の道路は、週末に激しい交通渋滞となるため、フェア開催中はJR横浜線中山駅付近からシャトルバスを運行させる。里山ガーデンを含む一帯は将来的に植物公園とする構想があり、市は同フェア後も散策路などを残す。

 一方、みなとガーデンは既存施設を活用して効率化を図る。みなとみらい、日本大通り、山下・山手の3エリアで展開し回遊性を高める。象の鼻パークでは企業出展、日本大通りでは歩道400メートルに花を飾り、回廊を演出。横浜公園では毎春恒例の約16万本のチューリップが出迎え、新品種「ラバーズタウン」も見られる。

 みなとみらいのグランモール公園では壁面緑化、山下公園ではバラと草花が競演しライトアップで彩る。

 市によると、植物はあらかじめ市内の造園業者らが生産、育成する。フェア開催中も大規模な植え替えを行うことで、良好な景観を維持するという。

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