地震の発生を受け、千葉県の熊谷知事は、今後１週間程は同程度の地震に警戒し、身の回りの対策をするよう改めて県民に呼びかけています。
熊谷知事は会見で、県の体制について、「これまでの災害の教訓を受けて、逐一、改善している」とし、「しっかりとした情報を把握したうえで、対応にあたっていく」と述べました。
また、今後１週間ほどは同程度の規模の地震発生に加え、雨が降った場合は土砂崩れに警戒する必要があるとして、県民に対し、家具の転倒防止対策やハザードマップの確認など、身の回りの対策を確認するよう呼びかけました。
千葉県 熊谷俊人 知事
「決して安全な状態でいられるとは限らないので、就寝場所も含め安全確保できる状況を作ってほしい。あとはよく言われる備蓄品などの確認をする。こういうことを県民に周知していきたい」
なお、県は今回の地震を受けて、発災直後から災害対策本部を設置し、情報収集や応急対応にあたっていたほか、木更津市、君津市には、県の職員を派遣するなどしていましたが、５月１１日午後４時ごろ、被害が大きく拡大する可能性が低いことが見込まれるとして、災害対策本部の体制を解除しています。
