日本維新の会・音喜多駿参院議員が語る東京での戦い方とは?政党を変わる予定は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月12日に公開された動画ではゲストに日本維新の会参院議員の音喜多駿氏をお招きし、東京での維新の戦い方や音喜多氏の政党遍歴について語っていただきました。

多くの政党を渡り歩いてきた音喜多氏の譲れないラインとは?

【このトピックのポイント】
・維新が東京で単独公認首長を誕生させる力はまだない
・所属する政党のポイントは第三極路線と団体からの支援を受けないこと
・新興政党が存続するために必要なのは求心力

音喜多氏のプロフィールは以下の通りです。

39歳という若さで日本維新の会の政調会長を務める音喜多氏。

そのことを指摘するとフランスのマクロン大統領やカナダのトルドー首相が30代の頃から活躍していたことを挙げ、「60代で若手と言われる日本が異常。そのことを声を大にして言い続けないといけない」と言い切りました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして音喜多氏に回答していただきました。

大阪と東京は同じ戦い方でOK?

先日の統一地方選挙で躍進が注目された日本維新の会。東京では71名の候補者のうち68名が当選するなど勢いを増しています。

一方で、世田谷区長選挙と北区長選挙では自民党と相乗りする形で候補を擁立しています。維新の東京での戦い方について、音喜多氏ははっきりと「東京では単独で勝ち切る力はまだない」とコメント。

これまで、維新は目黒区長選挙や町田市長選挙に独自候補を擁立しましたが、いずれも完敗しています。

音喜多氏は「もう1ステップないと奈良や大阪のように単独公認首長を取れない」とし、地方議員を増やすことと相乗りでの区長を誕生させることで、東京での維新の存在感を高めていくことの必要性に言及しました。

音喜多氏「ただ、あくまで単独公認を目指してくのは近い将来の目的ですから。諦めずにやっていきたいと思います」

次の衆院選で維新の馬場伸幸代表は全選挙区で候補者を擁立する方針を明らかにしています。音喜多氏は選挙区が30に増える東京でも「当然30人近い数字を立てていきたいと思っています」とコメントしました。

さらに音喜多氏は東京と大阪の文化の違いに触れ、大阪の改革をそのまま持ってくることへの反発もあると語ります。「東京型に翻訳していくのが東京維新の役割」と続け、それが成功するかどうかが維新の「1つのターニングポイント」とコメントしました。

次の衆院選に音喜多氏が立候補する可能性については「色んな未来があるんじゃないですか」と明言せず。「党勢拡大のために挑戦が必要なら与えられたところで勝つのが僕のミッションですから」とのことです。

MC鈴木邦和「ここで出たいとかはないですか?」

音喜多氏「まあ、23区内がいいかなとは若干ありますけど」

もう政党は変わりませんか?

MC鈴木「どういう思いで変わるんですか?」

音喜多氏「そりゃ変わらないで済むなら変わりたくないですよね」

解党や政党要件の喪失、自身の方向性との不一致など様々な事情でいくつもの政党を渡り歩いてきた音喜多氏。第三極路線である点と企業団体献金や特定団体からの支援を受けない点はどの政党においても共通しているとのことです。

音喜多氏「都民ファーストの会では(献金を)個人的にお断りしてもらっていなかったので。それが許されるところにしか僕はいなかった」

MC鈴木「音喜多さんにとして譲れないラインがあって、それが党内で許容されない時はいれないし許容されるのであればその党にいたいってことですよね」

多くの新興政党を経験してきた音喜多氏。存続する政党とそうでない政党の違いについて「求心力だと思う」「中心がある政党は崩れない」とコメントしました。

維新で言えば、大阪で首長として行政を担っていることで最後は意見をまとめる機能が働くとのこと。同様の政党として、小池都知事の都ファや名古屋の河村市長の減税日本を挙げました。

音喜多氏「小政党でもそこを持っているか持っていないかは大きな違いがあると思います」

動画本編はこちら!

総理大臣を目指す音喜多氏が次の衆院選に出馬する可能性はある?ない?

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