三浦市のスーパーで販売のシラスにフグ稚魚混入 食べるとしびれるおそれ、自主回収進める

「生食用釜揚げしらす」パックに混入していたフグの稚魚(中央、生活衛生課提供)

 県は12日、三浦市初声町下宮田のスーパー「ベイシア三浦店」で販売された「生食用釜揚げしらす」のパックに、体長約2センチのフグの稚魚1匹が混入していたと発表した。シラスは台湾産で、同店で加工された。現時点で健康被害の届け出はないという。

 県生活衛生課によると、フグは9日に加工されたパックに混入した。10日に購入した横須賀市の男性が見つけ、県鎌倉保健福祉事務所三崎センターに連絡した。サバフグの一種の稚魚とみられるという。

 食べるとしびれなどの健康被害が発生するおそれがあるため、同店は12日までに販売した121パックの自主回収を進めている。問い合わせは同店電話046(889)0077。

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