栃木銀行3月期決算 2年ぶり減益

 栃木銀行は12日、2023年3月期の決算を発表しました。最終的な利益である「純利益」は銀行単体で22億円あまりとなり、2021年3月期以来の減益となりました。

 栃木銀行単体では、経常収益が407億円になりました。個人や企業への貸し出しによる利息や、コンサルティング業務の手数料の増加で前の年(2022年)に比べ11%、41億円増えています。一方、経常費用は債権の売却で損失を計上したことから41億円増えて363億円となっています。これにより、経常利益は前の年より1億円減って43億円、純利益は8億円減って22億円と「増収減益」となりました。

 ウクライナ情勢などで経済の先行きは不透明としながらも、黒本淳之介頭取は「引き続きポストコロナに向け課題解決の支援など地域金融機関としての役割を果たしていく」と話しました。なお、連結決算では純利益が26.9%減少の26億円となりました。

 2024年3月期の決算では純利益を20億円、経常収益を410億円と見込んでいます。

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