めぶきFG決算発表 足利銀行単体で純利益107億円

 足利銀行と茨城県の常陽銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループが12日、2023年3月期の決算を発表しました。

 足利銀行単体の純利益は107億円と前の年(2022年)に比べ46億円減って減収減益となりました。足利銀行単体で見ますと3月期の決算は業務粗利益が643億になりました。前の年と比べて156億円減少していますがその理由については外国債券などを売却した損失約124億円を計上したことが主な要因です。

 一方で、ビジネスマッチングや企業の事業計画策定支援などの役務取引利益が7億9千万円増加しました。経費は、これまで進めてきた構造改革による削減が進んだことなどから19億円減少しました。経常利益は69億円減少の156億円、純利益は46億円減少し107億円で減収減益になりました。一方、預金、貸出金はともに前の年と比べて増加し過去最高の残高になりました。預金は全体で7兆1214億円と初めて7兆円を超えました。

 また、貸出金は中小企業や大企業向けのほか個人の住宅ローンなどが増加し5兆3655億円になりました。一方、めぶきフィナンシャルグループ全体の連結決算は純利益が前の年と比べて107億円減少し321億円になりました。来年3月期の決算は純利益を400億円と見込んでいます。

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