千葉県内地銀3行 3月期決算出揃う

千葉県内地銀3行 3月期決算出揃う

 千葉県内の地銀3行の2023年3月期の決算が出揃いました。

千葉銀行 米本努 頭取
「経常利益は81億円増加の817億円、当期純利益は57億円増加の581億円。単体・連結とも経常利益は7期ぶり、当期純利益は8期ぶりの過去最高益」

 千葉銀行が発表した2023年3月までの1年間の決算は、本業のもうけを示すコア業務純益が930億円、純利益は581億円で、いずれも過去最高でした。

 貸出金利息などの資金利益や、法人関連手数料を中心とした役務取引等利益が好調だったのに加え、融資先の倒産などに備える与信コストが抑えられたことが要因です。

 一方、京葉銀行の2023年3月期の決算は、コア業務純益が190億200万円、純利益は103億3700万円で、いずれも前の期よりも減少しました。

 海外の金利上昇を受けた、外国債券などの売却損が膨らんだのが響きました。

京葉銀行 熊谷俊行 頭取
「103億円という最終利益は満足していないが次につながる、厳しい環境の中でも対応はできたと評価している」

 千葉興業銀行は、コア業務純益がわずかに減った一方、純利益は64億4700万円と2.8%増え、梅田仁司頭取は、「コンサルティングによる伴走支援の成果が表れたまずまずの決算」と評価しました。

© 千葉テレビ放送株式会社