足立区長選挙に立候補 西山 千恵子(にしやま・ちえこ)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う足立区長選挙が5月14日告示、5月21日投開票の日程で実施されています。今回の足立区長選挙には届け出順に自民・公明の2党が推薦する現職の近藤弥生氏(64)、共産・社民の2党が推薦する新人の西山千恵子氏(65)の無所属2名が立候補しました。本記事では無所属新人の西山千恵子氏についてご紹介します。

足立区長選挙に立候補 近藤 弥生(こんどう・やよい)氏の経歴・政策まとめ

東京都足立区出身、お茶の水女子大学大学院修了。大学非常勤講師、学識委員や会長を務め、市民運動の企画も

西山氏は東京都足立区出身、千葉大学教育学部(美術教育)卒業、お茶の水女子大学大学院(家政学)修了。ジェンダー論、家族論を専門に大学非常勤講師を務め、1992年から現在まで足立区、台東区、千葉県白井市、文部省などの委員会、審議会などの学識委員、会長等を歴任しました。全国各地で講座・講演活動を行うほか、ジェンダー、地方自治、性教育、LGBT等に関わる市民運動を企画しています。

西山氏が掲げる政策とは

西山氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。

1.区民のいのちと営業を守り、暮らしを豊かに
・国民健康保険料、介護保険料の値上げをストップし、区民負担の軽減を図ります
・労働者の雇用の安定と正規雇用化、処遇改善を推進します
・燃料費や電気代の助成など、物価高騰できびしい経営をしいられている中小事業者への支援を拡充します
・最低賃金1,500円への引き上げを国に求めます

2.子どもの健やかな育ちを応援
・小学校の給食費無償化、義務教育にかかる費用の無償化を実現します
・公立保育園31園の廃園計画を撤回し、年度途中でも保育園に入れるようにします
・子どもの貧困対策、少人数学級を進め、いじめ・不登校対策、ヤングケアラー対策を強めます

3.人権を尊重し、ジェンダー平等、多様性を認め合う社会に
・LGBT差別をなくし、多様な性を認め合い、尊重できる足立区をつくります
・教育を受ける権利を保障するために就学援助を拡充します
・すべての人の人権が守られる区政を進めます。困っている人がいつでも生活保護を申請できるようにしていきます

4.人にやさしいまち、元気な地域
・若者・学生への家賃補助、高齢者・低所得者等の住宅確保の支援を行います
・商店街支援、住宅リフォーム助成の拡充などで仕事確保と元気なまちづくりを進めます

5.区民の声を聞き、「対話」を大切にする
・住民要望のない無駄な大型開発事業をやめ、対話を重視した住民合意のまちづくりを進めます
・情報公開を徹底します。審議会等にはより住民の声が反映されるように改善していきます
・区役所の窓口業務の民間委託をやめ、区職員が住民の声をしっかりと聴き、区民サービスの向上のために生き生きと働ける区役所にします

6.子育て世代も、お年寄りも安心して生きていけるまち
・紙おむつ、補聴器は必要とされるすべての人に届くように支給条件を見直します
・2年前に廃止された「生きがい奨励金」を復活させます

7.自然エネルギーへの転換、防災対策
・省エネと自然エネルギーへの転換を促進し、海洋プラスチック対策を進めます
・耐震強化や、防災拠点としての公園・学校の活用など、住民参加で防災まちづくりを進めます
・避難所を増設し、避難所環境を改善します。災害弱者の命を守る支援を充実させます
・学校・保育園の給食食材の放射線測定を行います

足立区長選挙 5月21日投票 立候補者一覧はこちら>>

© 選挙ドットコム株式会社