新型コロナ定点把握開始 熊谷知事「感染動向は十分に把握できる」

新型コロナ定点把握開始 熊谷知事「感染動向は十分に把握できる」

 新型コロナウイルスの5類移行後、千葉県が5月17日に初めて行った、定点把握による感染状況の公表について、熊谷知事は18日、「感染の動向は十分に把握できる」と評価しました。

 県が17日に公表した、定点把握による感染状況によりますと、5月8日から14日までの1週間の感染状況は、県内208の医療機関から合わせて640人の感染者数が報告され、1医療機関あたりでは、3.08人となっていました。

 熊谷知事は18日の定例会見でこの定点把握について、「感染の動向は十分に把握できる。県民もこの数字から、ある程度判断できると思う」と評価しました。

 また、現在の感染状況については、5類移行後の受診率の変化などから「一概には言えないが、落ち着いた状況が続いている」と分析しています。

 一方、今後、感染が拡大傾向に転じた場合の感染状況の発信の在り方については、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「大事なことは感染が急拡大したときにいきなり発信する話ではないと思うので、例えば増加傾向が確認されて一定程度継続し、かつそれなりの水準に達してきたときに、国も含めて判断するが、県民に「こういう状況だ」と「対策改めて留意してほしい」という発信になると思う」

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