こんにちは!アウトドア系YoutuberのFUKUです。今回は久々のホムセンキャンプ用品特集です。2023年になりキャンプ用品業界も出し尽くしてる感が漂う中で、よく行くDCMのホームセンター覗いてみたら、なんと今年も新製品がバンバン出ておりました!面白そうなもの買ってきたので、順に紹介していきます。
保冷力の高い2WAYクーラーバッグ
まず最初はこちらです。DCMの2WAYクーラーバッグ、今年新しくリニューアルしたと思われる新型タイプです。
断熱材の素材が変わり保冷力アップ!
このデザイン見ると恐らく昨年出たソフトクーラーとほぼ同型と思われます。グレーかなって感じの色に変わってますが、色が変わっただけじゃないんですよ。
断熱材がウレタンフォームになっている。これはやばいですね。
昨年のタイプは断熱材がポリエチレンフォームだったんです。ウレタンフォームの方がより保冷力は高いと言われていて、ただ値段も比例しちゃいます。
数年前からブームになったAOクーラーをはじめとする、高保冷力タイプのソフトクーラーは、どれも20mm前後のウレタンフォームを使ってるんですね。
ただ、ソフトクーラーバックは断熱材の種類と厚みの違いはかなり大きな要素になるんですけど、いかに冷気が逃げにくいかっていう構造の工夫とか生地の厚みとか、いろんな要素が左右するんです。
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去年のポリエチレンフォームタイプも構造的な工夫だけでなく、ポリエチレンの厚みをかなり持たせていました。ウレタンフォームを使ってる私の商品のカンガルークーラーの外側だけと比較したときに、私のは僅差で負けましたからね…。
あれで4,000円台前半だったので、恐ろしいコスパのクーラーだと思ってたんですが、今年ウレタンになってリニューアルということで、これ、かなりヤバいと思うんですよね。
防水シートの厚みや底敷きなど注目ポイント多数!
とりあえず出してみましょう。
しっかりしてるわー。このトート型で普通に使えるんですけど、ボックス型にして使う人の方が多いと思うんですけど、容量は若干下がるんですね。
まずファスナー、昨年と同じく止水タイプです。
ショルダーベルトが付いてます。防水のEVAシートが、昨年のよりも明らかに分厚くなってる。
そしてあれこんなのあったか、断熱材の入った底敷きが付いてる。10mmあるのかな、8mmぐらいかもしれないけど、断熱剤入りの底敷きです。
これ去年のですけど、生地は「コーデュラファブリック」でしたね。今年はターポリンみたいな、防水性が高そうな生地になってます。昨年のはやっぱり底敷きないですね。
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底敷き方式は私のカンガルークーラーでも開発過程で採用したんですけど、やっぱり冷気が下に溜まるので、敷いた方が保冷力が良くなるんですよね。
前ポケットも、前作では付いてなかったですね。
前作はサイドにメッシュポケットが付いてたんですけど、それが無くなって前ポケットになっています。ここも止水ファスナー。
そして、メインのファスナーを閉めて、両サイドをこうしてパチッと止めれば、ボックス型になります。
こうしてみると、昨年からの流れを引き継ぎながらも、はっきりいって大幅に進化してます。
欲張りクーラー
今年のDCMはソフトクーラーが一番推しかなと思ったんですけど、何と同時にヤバそうなハードクーラーも出てたんですよ。
欲張りクーラー13L、税込み5478円です。
3サイズ展開のハードクーラー
なんかレトロなカラーリングで見た目重視なのかなと思って展示品を触ってたら、ハードもけっこう良さそうだったんで買ってきちゃいました。
さらにこれ3サイズ展開でしたので、もう1つ大きな25Lタイプも買ってきました。税込み6578円でした。
さらにもうワンサイズ背が高いのがあったんだけど、それはたぶん2Lのペットボトルが立てて入る感じでしたね。
これまずね、ガチャッと積めるんですよ。ちゃんと引っかかってるので。
見てみると保冷性能を追求した蓋設計、断熱材ってことで、さっきのソフトクーラーもですけど、今年のDCMは保冷性能に本気になってるみたいですね。
発泡ウレタンフォームの断熱材なんですけど、国産のオリジナル設計でこれぐらいの価格なら結構安いんじゃないですかね。
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このカラーリングがちょっとレトロな感じにも見えるんですよ。コールマンのロゴついてても違和感ないように見えちゃいます。
ロックする場所も良いなと思ったポイント。トランクカーゴみたいな感じです。
持ち上げるときもトランクカーゴと同じような感覚なので、持ちやすいですよ。
蓋の閉まり方に特徴アリ!
開け閉めしてみたんですけど、蓋を持ってる手を放すとガンって落ちずに、閉まる直前に空気が抜けるんでふわっと蓋が落ちます。去年保冷比較用に買ったイエティは、蓋を上げて離すとバンッと締まります。
欲張りクーラーは白いゴムパッキンが1周してるけど、上蓋と本体の形状がかなり精度高く作られてるからソフトに閉まるんじゃないですかね。
あとは断熱材ですね。発泡ウレタン何mmとは書かれてないから、ここは私の感覚で見るしかないですよね。
一番厚みがあるところでも30mm~35mmぐらいかなって感じに見えます。
本体は発泡ウレタンなんですけど、蓋の断熱材は中に発泡スチロールが入ってますね。
そしてショルダーベルトもついてました。肩にかけても良いけど、ハンドルの方式からして、トランクカーゴみたいに持ち運ぶ方が使いやすい感じには見えますね。
ここまで見た限り、以前DCMで出してたハードクーラーとはかなり方向性を変えてきたように見えます。
蓋の閉まり具合もそうですけど、精度が良さそうな作りで、ハンドルロック方式も使いやすい。
さらにこの積み重ねられる方式でサイズも3段階なので、いろいろなアウトドアに対応できそう。この薄型のも良さそうで、平型のお肉のトレーとかがそのまま入りそうですよね。
せっかく積み上げられるし、2個買った場合は食材用と飲み物用とか分けても良いかもしれません。
そして以前のモデルと比べると価格帯も大幅に下げてきましたね。
ただ、イエティほどの頑丈さは無いってところと、イエティ系のクーラーと比べると、保冷力は若干負けるんじゃないかなと思いますけど、これも比較してみないと何とも言えないところですよね。
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とりあえず今年のDCMのソフトクーラー・ハードクーラーともにかなり力入れて開発してるなっていうところがうかがえるので、あとはその保冷力の目安っていうのをお見せできたらと思います。
新作クーラーの保冷力をチェック!
それでは始めていきましょう。時間はお昼前の11時10分、室温は21.8℃ですね。
左からイエティさん、DCMのハードクーラー小と中、そして2022年のDCMソフトクーラー、2023年の進化してるっぽいソフトクーラー、私のカンガルークーラー、この6種類で保冷実験やってみたいと思います。
使うのは1.1kgのバラ氷です。
それぞれのソフトクーラーには保冷剤が入っていまして、あらかじめ予冷した状態になっています。それぞれのクーラー同士がくっつかないように、壁にもくっつかないようにもしています。
また、直射日光も当たらないようにしているので、色による影響も受けないと思います。
ただ、内容量の影響はどうにもならないのでどこまでやっても参考程度に見てもらうしかないんです。
欲張りクーラー中サイズが25L、隣の低い小サイズが13Lでだいぶ差があるんですけど、これはむしろ同じ量の氷で同時に試してみることで、容量による差がどれぐらい出るのかっていうのも見ることができますね。
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この6種類で、12時間置いておきたいと思います。
検証の結果は果たして…
午後11:10を過ぎました。気温は22.2℃、1日中ほとんど変化は無かったですね。12時間が経って中の氷はどれぐらい減っているんでしょうか。
《検証結果まとめ》
- カンガルークーラー(容量24L):804g。
- DCM新型ソフトクーラー(容量20L):612g
- DCM2022年モデルソフトクーラー(容量20L):511g
- 欲張りクーラー25L:615g
- 欲張りクーラー13L:639g
- イエティRoadie 24(容量24L):679g
ハードクーラーではDCMの欲張りクーラーよりもイエティが保冷力高かったですね。
スペックで見ても断熱材がより厚みがありますし、当然の結果だったのかなと思います。逆に言うとDCMの欲張りクーラー、そんなに値段高くないし、日本製だし、それでけっこう保冷力あったなという感想ですね。
そしてDCMの新型ソフトクーラーは、単体のソフトクーラーとしてハードクーラー並みの保冷力があるということがハッキリわかりました。
この夏お手頃予算でソフトクーラーを探している人は、断然こちらが良いんじゃないかと思いましたよ。
そしてさらに、私のやつで恐縮ですけど、今年は完全体の2個重ねた状態で参加させましたけども、すでにこれ使っている人は今年の夏も安心して持ってってくださいと言いたいです。
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もちろん自信を持って企画している商品なので、特徴と価格を踏まえて興味持っていただけたら、ぜひ検討する選択肢に加えてはいただきたいですが…。
欲張りクーラーも個人的にとてもよかったです。
重ねられるので、小と中、小と大という買い方をすれば、どちらかを食材にして、もう一方を飲み物にするとか分ければ良いし、ソロキャンプ行くなら1個だけで十分な感じしますよね。
《保冷力の高い2WAYクーラーバッグのポイントまとめ》
- ハードクーラー並みの保冷力
- コスパ抜群
- トート型・ボックス型の2WAY仕様
《保冷力の高い2WAYクーラーバッグ仕様》
- サイズ
・トート型:幅60cm×奥行25cm×高さ42cm
・ボックス型:幅42cm×奥行30cm×高さ31cm - 価格:4,378円(税込み)
- 容量
・トート型:25L
・ボックス型:20L
《欲張りクーラーのポイントまとめ》
- 保冷力が高い
- 蓋の閉まり方がスムーズ
- 3サイズ展開で使い分けできる
《欲張りクーラー13L仕様》
- サイズ:幅57cm×奥行30cm×高さ20.7cm
- 価格:5,478円(税込み)
- 容量:13L
- 重量:3kg
《欲張りクーラー25L仕様》
- サイズ:幅57cm×奥行30cm×高さ33cm
- 価格:6,578円(税込み)
- 容量:25L
- 重量:3.8kg
伸縮火ばさみ
他のもいろいろ買ってきたので、あわせて紹介していきたいと思います。
伸縮火ばさみ、お値段税込み1,097円です。
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ホムセンPB(プライベートブランド)でこんな火ばさみが出てきましたか。
収納状態で25cmあるので、小さな焚き火台で火をいじるならこれでもいけそうですね。
たたんだ状態でも意外と動きが良い。つかむところに天然木がついてるのも良いですね。
太めの薪をつかんでみましょう。
良いですね。やっぱりこのギザギザがあるので、ガッチリとつかめます。
気になるのは伸ばしたときどうかってことですね。この矢印を浮かせて、
外に出したらこのまま回す。
固定するときと収納するときは矢印を上げてないとだめですね。そんなスムーズに軽くシャキッといくわけではないですね。
硬いがゆえに長くしたときも安定感がある感じがしますね。折りたたみっぽいグラグラ感は目立ってないですよ。
ホールド感は悪くはないですね。
特別弱々しいってことはないです。普通の火ばさみとして使えてこれだけリーチが長いんだけれども、折りたたんでコンパクトにできると。
そしてこれが1,000円ぐらいで買えるというのは、ホムセンPBならではの価格帯という感じがします。なかなか面白いのではないでしょうか。
《伸縮火ばさみのポイントまとめ》
- 2段階の長さで使える火ばさみ
- 持ち手に天然木が使われデザインも◎
- わずか税込み1,097円で買える
《伸縮火ばさみ仕様》
- サイズ:長さ25.5cm/41.5cm×厚み2.5cm
- 価格:1097円(税込み)
- 材質
・金属部:ステンレス鋼
・木部:天然木
キャンプ用調理ツールセット
次はこちら、キャンプ用調理ツールセットです。お値段は税込み3,278円でした。
以前DCMで出てた小さなギアケースが大きめに進化したやつかなと思ったんです。中身が入って展示されてたので「こんな風にものが入れられるよ」って展示なのかと思ってたら、ギアケースの中にあらかじめ調理器具が一緒に入ってるんですよね。
中身はこのようになっております。
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いくつかゴムバンドが空いてるので、さらに追加してみたり、自分が使ってるしゃもじとかマルチツールとかの方が良いなと思うのであれば取り変えちゃっても良いですよね。
最初にギアケースを買ってこれだけのものが入ってるというのは、あんまり見ないですよね。
ベルトで固定しやすいサイズに作ったのでしょうか、なかなかのサイズの調理器具たちが入ってますね。
しゃもじ本格的。
このトングは普通に良いサイズだね。
そしてキッチンバサミに、
ピーラーですか。
これがマルチツールナイフかな、ワイン開けるやつと、栓抜き。ナイフというにはちょっと…っていう大きさですね。
刃も付いてない感じですね。
これがカトラリーセット。
ステンレスの4点セットが入ってました。
これがまな板。
ナイフは無いんだね。キッチンナイフとか包丁の代わりになるようなものも。ハサミはあるけど、ちょっと危なっかしいからかな。
初めてのキャンプとかバーベキューをやってみたいという人が、1度に安く揃えるっていうなら、使いやすそうなギアケースがあってのこれだけいろいろ入ってて、さらにカスタマイズできそうなゴムバンド方式になってるので良いかもしれませんね。
去年のギアケースが進化したっていうよりは、調理器具一式セットとして新しく出たって感じでした。
《キャンプ用調理ツールセットのポイントまとめ》
- 調理ツールが一度に揃う
- ギアケース付き
- お気に入りのギアを追加するスペースもある
《調理ツールセット仕様》
- 価格:1097円(税込み)
- セット内容
:トング・フライ返し・お玉・キッチンばさみ・箸・スプーン・フォーク・ナイフ・ピーラー・しゃもじ・まな板・栓抜き
燃料タンク
続いてはこちらです。灯油専用の燃料タンクです。容量5Lで、お値段税込み987円でした。
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昨年カインズホームで焦げ茶色のシリーズが出ていましたけれども、最近ホームセンターのPB商品でキャンプシーンのテイストに合うカラーリングの燃料タンクも出てきましたね。
DCMからは濃い目のグレーが出てきました。蓋はブラック。
これ灯油専用の規格にちゃんと通ってるものだと思うので、よくある記載がされています。
蓋が2ヶ所、ノズルは無いみたいですね。自分で別で用意する感じですかね。
ここがループ2ヶ所になってるので、ノズルみたいなちょっと長いものをこんな感じにはできそうですね。
電動のポンプみたいなのでジャーッとやっている人は、容器だけで良いかもしれないです。
私が見たときは容量5Lのサイズしかありませんでしたね。寒い時期にアルパカストーブを1泊2日のキャンプで使うぐらいだったらこのサイズがちょうど良いかなと思います。
《燃料タンクのポイントまとめ》
- アウトドアに馴染むカラーリング
- ツル付きキャップでノズルなどを挟める
《燃料タンク5L仕様》
- 価格:987円(税込み)
- 容量:5L
投げ込み調理器
そして今日最後の6点目になりますけども、投げ込み調理器です。お値段税込み1,097円でした。
『投げ込み式調理器』という聞きなれないギアの正体は?
何じゃこりゃと思って買ってみたんですけど、調理専用の容器みたいですね。
素材は鉄にアルミ亜鉛メッキがされてます。直径83mm、高さは200mmです。
このイラストを見るとバーベキュー用の食材を中に入れて、これごと焚き火や炭の中に入れましょうって感じだと思います。こういうの始めてみましたね。
良く見ると底には小さな隙間もあって、たぶん液体を入れると漏れると思います。
だから野菜とか肉を入れて、調味料なんかも一緒にかけちゃって、蓋をしてポンか。面白そうですね。
気になる使い心地を焚き火でチェック
何を入れても良いんでしょうけど、イラストにあったようなきのことか、トウモロコシとか入れて、そのまま放り込めばホイル焼きみたいな要領で美味しく焼けるんじゃないかと思います。
ホイル焼きと言えば丸ごとリンゴ入れちゃうのも良いなと思ったんですけど、リンゴ丸ごとが入らなくて、今日はフランスパンタイプのピザを買ってきました。
蓋をして、焚き火の中に行ってらっしゃいって感じですね。
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小さな焚き火台だとポジションをどうして良いのかよくわからないな…。
下から焼けちゃうから、こうやって隅の方に置いといたほうが良いのかな。ピザのニオイで判断するしかないな。
良くわからないけど、かすかに良い匂いがするような…まあ一回見てみましょうか。
おっ、これは焼けてるんじゃないか、良い感じだ!しかし底は焦げてます。
熾の上に直に置くと下が焦げやすいので注意ですね。
しかしこれは美味しそう、いただきます。
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ん~うまい!
この投げ込み式調理器はね、焚き火の横に置いとくだけでオーブンみたいになって、なんかいろいろな可能性を感じるアイテムでしたね。
《投げ込み調理器のポイントまとめ》
- 食材と調味料を入れて火の中に入れるだけ
- ホイル焼きやオーブン料理など可能性を感じるアイテム!
《投げ込み調理器仕様》
- 価格:1,097円(税込み)
- サイズ:約直径8.3×幅20cm
ホームセンターDCMのキャンプギアがさらにパワーアップ!
いかがだったでしょうか。2023年のDCMのPBキャンプ用品、新しいものがけっこう出てましたけど、その中でも私が気になった6点を購入してご紹介させていただきました。
やっぱりクーラーの進化がすごいなと思いました。ホームセンターオリジナルでも、もはやアウトドア専門ブランドと比べても遜色ないレベルというか、こだわって作ってるものを出してきてるなという印象でしたね。
これから行楽シーズンになりますから、他のホームセンターも含めていろいろ新しいもの出てくるかもしれないので、今年もホムセンキャンプ用品、注目していきたいと思います。
という訳で今回も皆さまのキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。