宇都宮ブリッツェンの選手が「ヘルメットの着用」を呼びかけ 春の交通安全運動

 春の交通安全県民総ぐるみ運動で18日は、自転車の安全で適切な利用を目指す強化日です。自転車ロードレースチームの宇都宮ブリッツェンと栃木県警は18日7時半ごろ、宇都宮市内で自転車の安全な利用を呼びかけました。

 JR宇都宮駅近くにある宮サイクルステーションの付近には駐輪場があり、朝は通学や通勤で自転車の通行量が多くなります。

 そこで、宇都宮ブリッツェンと県警が合同で広報活動を行い、宇都宮ブリッツェンの沢田時選手など10人が自転車の安全利用を呼びかけました。

 4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化され、参加者らは自転車で通学する高校生などに着用を呼びかけたり、夜間に自転車の存在を知らせる反射材を取り付けたりしました。

 県警察本部によりますと県内で2023年に入ってから4月末までに自転車による事故は307件発生していて、けがをした人のうちヘルメットを着用していたのはわずか14.7パーセントだったということです。

 また、2022年発生した高校生が関係する人身事故のうち約8割が自転車による事故でした。

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