プレミア制覇に意気込むペップ「CLよりも重要なタイトル」

写真:3冠も視野に捉えるペップは、なかでもプレミアリーグのタイトルが重要だと語る ©Getty Images

プレミアリーグ制覇が目前となっているマンチェスター・シティ。今週末には第37節が行われ、5月20日にアーセナルがノッティンガム・フォレスト敗れれば優勝が決まり、それ以外の結果になったとしても、翌21日にマンチェスター・シティがチェルシーに勝利すれば自分たちでタイトルを手繰り寄せることができる。

そんな大一番を前に、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が記者会見に挑み、プレミアリーグの重要性について語った。イギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』のウェブサイトが伝えている。

マンチェスター・シティは17日にチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでレアル・マドリードと対戦し、4-0で快勝。2戦合計5-1で決勝に駒を進めている。クラブにとっての悲願であるCL制覇が目前に迫っているが、グアルディオラ監督は「これで立ち止まることはない」と語り、「もちろんCLで決勝に進めたことには満足しているが、この後、最も難しい試合を迎える」と話した。

グアルディオラ監督は「プレミアリーグのタイトルは我々にとって最も重要なもの。なぜなら、10~11カ月の間、毎週の試合をこなしたうえで手にするものだからだ」とコメント。さらに、テニスの4大大会の一つであり、最も権威ある大会とされるウィンブルドン選手権を例に挙げながら次のように語った。

「テニスのプレーヤーは、ウィンブルドンに勝つためのサーブを打つのが最も難しいと言っている。我々は日曜日にそのような試合に挑むことになる」

チェルシー戦はマンチェスター・シティのホームであるエティハド・スタジアムで行われる。グアルディオラ監督は「我々のホームで、我々のファンの前で優勝を決める可能性があるのは幸運なこと」としつつ、「リーグ終盤戦は様々な感情が渦巻くため、最も難しい。目の前の戦いに集中できないようだと、取り返しのつかない結果になってしまうだろう」と気を引き締めた。

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