先進7カ国首脳会議(G7サミット)に参加していた米国のバイデン大統領は21日午後、閉幕後に広島市内で記者会見し「平和記念公園、原爆資料館を訪れて強烈な印象を受けた。平和のためにたゆまぬ努力が必要。核兵器の脅威のない世界をつくらなければならない」と強調した。
ウクライナのゼレンスキー大統領とG7首脳との連帯に触れ「(ロシアの)プーチン大統領がわれわれの決意を崩すことはできない」と訴えた。
初の被爆地開催となった広島サミットは19日に開幕。初日は核保有国の米英仏を含むG7首脳たちが平和記念公園(中区)を訪れ、そろって原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に花を手向けた。
バイデン氏は2016年5月のオバマ米大統領(当時)に続き、現職として2人目の広島訪問だった。