三笘が再三の絶好機逸も、ブライトンが3ゴール完勝で7位以上が確定|プレミアリーグ

【第37節】ブライトン vs サウサンプトン

写真:ポストに弾かれるシュートもあったものの、無得点に終わった三笘 ©Getty Images

5月21日、プレミアリーグ第37節のブライトン vs サウサンプトンの試合がアメックス・スタジアムで行われた。

立ち上がりは最終ラインからのビルドアップを見せるブライトンがサウサンプトンを押し込んでいく。8分には最初のビッグチャンスが到来。相手のクリアボールを拾った三笘薫が中央に侵入し、右に持ち出してフリーでシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

一方のサウサンプトンは17分、中盤でのボール奪取からカウンターに転じると、テオ・ウォルコットのスルーパスからカルロス・アルカラスがゴールを狙うが、こちらも枠を外してしまう。

21分にはブライトンに再びビッグチャンス。相手の最終ラインでのパス回しに対して前からプレッシャーをかけると、GKアレックス・マッカーシーのミスパスを拾った三笘がループ気味のシュート。しかし左ポストを直撃し、またもや決定機を逸してしまう。

それでも攻め続けて迎えた29分、中盤でルーズボールを拾ったカイセドからマック・アリスターが中継し、ラストパスを受けたエヴァン・ファーガソンが右足を振り抜くと、弾丸のようなボールが相手DFの股間とGKの脇の下を抜けてネットに突き刺さり、ブライトンが先制に成功する。

さらに39分、相手のパスがズレたところを三笘が突き、左サイドでドリブルを開始。ロメオ・ラヴィアとの競り合いを制して右足アウトサイドでクロスを送ると、走り込んだファーガソンが丁寧に合わせてブライトンがリードを広げる。

前半アディショナルタイムにはエストゥピニャンからのラストパスを受けた三笘が右足でシュートを放つが、これもわずかに枠の外。三笘が多くの見せ場を作った前半を2点リードで折り返す。

後半もペースを握ったブライトンに対し、サウサンプトンはテオ・ウォルコットのスピードを生かした突破に活路を見出す。すると58分、ウォルコットの突破で得たCKからモハメド・エルユノシがヘディングで流し込み1点を返す。

さらに63分、ウォード・プラウズのスルーパスに抜け出したウォルコットがトップスピードでDFを振り切ってゴールネットを揺らし、同点に追いついたかと思われたが、VARチェックによってオフサイドの判定となる。

命拾いしたブライトンは68分、三笘が倒されて得たFKからジョエル・フェルトマンが強烈なヘディングシュートを放つが、これはGKマッカーシーがファインセーブ。それでも直後のCKから、クリアボールを拾ったグロスが左足でニアサイドを打ち抜き追加点を奪う。

その後も攻め続けるブライトン。追加点こそ奪えなかったが終盤は相手にほとんどチャンスを作らせず、3-1でタイムアップを迎えた。

勝利したブライトンは勝ち点を61に伸ばし、7位以上が確定。敗れたサウサンプトンは勝ち点24で20位となっている。

ブライトンの次の試合は5月24日、第32節延期分のマンチェスター・シティ戦をホームで戦う。その後、最終節はアウェイでアストンヴィラと対戦。サウサンプトンはホームでリヴァプールを迎え撃つ。

■三笘薫ダイジェストはこちら

© 株式会社SPOTV JAPAN