久保が古巣バルセロナ戦の勝利に貢献。バレンシア vs R・マドリードは大荒れに

ラ・リーガ 第35節 結果まとめ

写真:人種差別があったとして、試合中に激昂したヴィニシウス。今後、大きな問題に発展していきそうだ ©Getty Images

5月19日から21日にかけて、ラ・リーガ第35節の10試合が行われた。

すでに優勝を決めているバルセロナは、ホームでレアル・ソシエダと対戦。“古巣対戦”となった久保建英がベンチスタートとなる中、試合は開始早々の5分にミケル・メリーノのゴールでレアル・ソシエダが先制。72分には途中出場の久保がドリブルで運んで左に展開し、マルティン・スピメンディのクロスからアレクサンダー・セルロートが押し込み追加点。バルセロナはロベルト・レヴァンドフスキが1点を返したが及ばず、レアル・ソシエダが2-1で勝利した。

レアル・マドリードはアウェイでバレンシアと対戦。33分にディエゴ・ロペスのゴールでバレンシアが先制すると、後半にはヴィニシウス・ジュニオールへのスタンドからの人種差別的発言を巡って試合が一時中断するハプニングも発生。終盤にはそのヴィニシウスが退場になるなど、荒れ模様の中でバレンシアが1-0で勝利し、残留に大きく前進した。

ホームにオサスナを迎えたアトレティコ・マドリードは、前半終了間際にヤニック・カラスコのゴールで先制すると、後半にも2点を奪い3-0で完勝。レアル・マドリードをかわして再び2位に浮上した。

ジローナと対戦したビジャレアルは、1-1で迎えた試合終了間際にジェラール・モレノが勝ち越しゴールを奪い2-1で勝利。セビージャ vs ベティスの“アンダルシア・ダービー”はスコアレスドローに終わった。アスレティック・ビルバオはホームでセルタと対戦し、2-1で競り勝っている。

マジョルカをホームに迎えたアルメリアは、ラザロ・ヴィニシウス・マルケスのハットトリックで3-0と完勝。下位同士の対戦となったバジャドリードとカディスの対戦はカディスが2-0で勝利し、ヘタフェとエルチェの試合は1-1の引き分け。降格圏からの脱出を目指すエスパニョールはラージョ・バジェカーノに2-1で競り勝って勝ち点3を上積みした。

残留争いはセルタとアルメリアが勝ち点39、カディスが38、ヘタフェとバジャドリードが35、エスパニョールが34と混戦となっている。最下位エルチェはすでに降格が決定している。


[ラ・リーガ 第35節 結果]
カディス 2-0 バジャドリード
ジローナ 1-2 ビジャレアル
A・ビルバオ 2-1 セルタ
アルメリア 3-0 マジョルカ
ヘタフェ 1-1 エルチェ
バルセロナ 1-2 R・ソシエダ
R・バジェカーノ 1-2 エスパニョール
A・マドリード 3-0 オサスナ
バレンシア 1-0 R・マドリード
セビージャ 0-0 ベティス

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