千葉県内では電話de詐欺の被害が相次いでいます。
2023年に入ってから「還付金詐欺」や「架空料金請求詐欺」などの手口が増加していて、千葉県警は注意を呼びかけています。
千葉県警によりますと、2023年1月から3月までの電話de詐欺の認知件数は、2022年の同じ時期より42件増えて299件にのぼり、被害額も約6億8300万円にのぼりました。
増加が目立った手口は、犯人が市町村の職員などを装いATMへ誘導してお金を振り込ませる「還付金詐欺」で、認知件数は2022年から約5割増えて70件、被害額も倍増しています。
また、「ウイルスに感染したパソコンを復旧させるために金が必要」などと言って騙す、いわゆる「架空料金請求詐欺」の手口では、特に被害額が2022年の約5倍にあたる1億7900万円にのぼっていて、1件あたりの被害額が大きく増えています。
千葉県警では、「知らない番号からの電話で現金を要求されたら、それは詐欺です。留守番電話に設定するなどの対策をしてほしい」と、呼びかけています。