「外来水生植物対策を」関東地方知事会で熊谷知事が提案

「外来水生植物対策を」関東地方知事会で熊谷知事が提案

 千葉県の熊谷知事は5月24日、都内で開かれた関東地方知事会議に出席し、国への要望として、農業などに悪影響を及ぼす外来水生植物への対策を提案しました。

 関東地方知事会は、千葉県や東京都など10都県の知事で構成されていて、年2回の定例会議で、国への要望などを協議しています。

 24日の会議でも、各都県からそれぞれの要望が提案され、千葉県からは「ナガエツルノゲイトウ」など外来水生植物への対策を提案しました。

 県によりますと、繁殖力や拡散力が強い「ナガエツルノゲイトウ」は、印旛沼や手賀沼などで急速に繁殖し、生態系や農業に悪影響を及ぼしています。

 熊谷知事は「効率的な駆除方法が確立されていない」などと説明し、効率的な駆除方法を早急に確立することや、対策事業への交付金の予算確保などを求めました。

 これに対して他の知事も賛成し、提案は原案通り、国への要望としてとりまとめることになりました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「県内で(外来水生植物の)被害が拡大していて、早めにしっかりとした対処をする必要がある。しかしながら予算が十分でないことと、制度上さまざまな国の交付金の課題がある。そうした点について課題を共有できたのは大変大きかった」

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