廃用牛を提供する居酒屋、特徴は? 牧場運営会社が札幌・琴似に直営店 乳が出なくなった高齢牛を有効活用

搾乳を終え廃棄される乳牛を有効活用しようと、牧場の運営会社が、廃用牛を使ったメニューを提供する居酒屋を札幌に開業しました。札幌・西区の琴似に今月19日にオープンした「うし煮込み磯田屋」です。農業分野における人材派遣業のほか、道北の美深町の牧場で生乳の生産を行う「札幌エージェント」が運営します。看板メニューの「うし煮込み」など一部の商品に、自社の牧場で飼育し高齢のため乳が出なくなった牛を使っています。

札幌エージェント西沢さん「安く買われてしまったりそのまま廃棄処分にされてしまう牛のことを廃用牛(という)。捨てられてしまう牛をおいしく調理して客に安く提供するのがコンセプトです」

客「おいしいです。来やすいし値段見たら安いですもんね」

この会社では今後も廃用牛を活用した飲食店を増やしていく予定です。

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