衆院選の前哨戦?注目の都議補選大田区を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月25日に公開された動画のテーマは……まもなく告示!都議補選大田区は衆院選の前哨戦?

今回はMC鈴木邦和と選挙ドットコム編集部で元都政新報記者の伊藤由佳莉で、大田区の都議補選について語りました。

今回の選挙の注目ポイントとは?

【このトピックのポイント】
・大田区長選挙立候補のため2名の都議が辞職。それに伴い都議補選大田区が実施される
・2021年の都議選で維新は大田区で都内唯一の議席を獲得。今回も当選なるか
・小池都知事がどのように参戦するかも注目のポイント

都議補選大田区の経緯

4月23日に投開票が行われた大田区長選挙に、鈴木晶雅氏と森愛氏が都議を辞職し立候補しました。それに伴い2名の欠員が出たため、6月4日に大田区の都議補選が行われます。

大田区長選挙は前都議の鈴木氏と森氏、さらに元大田区議の岡氏という実力者ぞろいの選挙戦に。結果は自民・公明が推薦する鈴木氏が当選となりました。

ただ、鈴木氏の票は前回2019年の区長選挙で当選した松原氏の票数を3万票近く下回っています。

その点について編集部・伊藤は、応援に入った松原氏への支持が鈴木氏への支持に直結しなかったことと、統一地方選からあった女性候補への関心の高さが影響したのではないかと分析しました。

都議補選大田区 6月4日投開票

6月4日投開票の都議補選大田区の立候補予定者は以下の4名です。(※5月23日時点。25日までに追加で2名が立候補を表明)

・奥本 有里氏(都民ファーストの会)
・鈴木 章浩氏(自由民主党)
・森 愛氏(無所属)
・細田 すみよ氏(日本維新の会)

大田区長選挙に落選した森氏は自身の辞職によって実施される補選に立候補。共産党が支援を表明し、立憲も支援に回る動きを見せています。

編集部・伊藤「自ら空けた穴を自ら埋めに行く、選挙の世界ではよくある話ですね」

鈴木章浩氏は2021年の都議選に落選した元職で、今回の補選でリベンジを狙います。

奥本有里氏は元大田区議。2021年の都議選では次点で落選した実力者です。

日本維新の会からは細田すみよ氏が立候補を表明しています。

今後の補選の展開について、MC鈴木は大田区長選挙の結果も踏まえ自民党の鈴木氏、そして共産と立憲が支援する森氏の戦いになるのではと予想。

一方で編集部・伊藤は「上司に歯向かうのは勇気がいりますが」と前置きしつつ、日本維新の会の細田氏に注目しているとコメントしました。

その理由として編集部・伊藤は3つのポイントを挙げました。

1つは統一地方選挙での躍進で維新の勢いが伸びていること。2つ目は大田区が柳ヶ瀬裕文参院議員の地盤であること。3つ目は前回の都議選で維新が唯一議席を獲得したのが大田区だったこと。しかもその際2位当選を果たしています。

編集部・伊藤は「この風に乗って1枠もしかすると、という感じがしております」とコメントしました。

今回の補選では、支持層がかぶる都ファと維新がどちらも候補者擁立を表明していること、そして女性候補が多いことなどからどのように票が分かれるのかが注目のポイントです。

編集部・伊藤は「小池都知事がどのように参戦されるのかもポイント」とコメントしました。

MC鈴木「そこはどうなりそうですか?」

編集部・伊藤「それは鈴木さんの方がお詳しいと思いますが……」

都ファは先日の統一地方選挙で公認候補60人のうち44人が当選を果たし、力をつけつつあるところ。国政政党の候補が並びますが「非常に良い戦いができる時期になってきた」と編集部・伊藤はコメントしました。

MC鈴木によると奥本氏も森氏は選挙に強く、特に森氏の丁寧な地元活動が印象に残っているとのこと。

今回の都議補選大田区は組織戦が見込まれ、政党の支援が強いほど有利になると予想されます。しかし、「どのように動くのかまだ予断を許さない」と編集部・伊藤。

衆院選の前哨戦とも言われており、今後の選挙戦・結果共に気になるところです。

動画本編はこちら!

都議補選大田区が面白い!構図はどうなっている?

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