きょう26日(金)は北日本や北陸では不安定な天気で、午後を中心に雨が降りやすくなりそうだ。その他、晴れる所でも湿った空気の影響で雲が広がりやすい見込み。
また、北海道では真夏並みの気温で、きょうも季節外れの暑さになる所がありそうだ。
◆北日本・北陸は雨への備えを
きょうは高気圧が東に離れ、湿った空気が流れ込むため、雲が広がりやすくなりそうだ。
特に北日本や北陸では大気の状態が不安定になり、早い所では昼ごろには雨雲がかかりだす見通し。日本海側から次第に雨が降り出し、午後は太平洋側でも雨の範囲が広がりそうだ。出かける時に雨が降っていなくても、折り畳み傘など備えが必要となる。
関東から西の地域も晴れたり曇ったりと天気は変わりやすく、紀伊半島など一部でにわか雨がありそうだ。
◆北海道で季節外れの暑さ 真夏日も
日中の気温は全国的に25℃前後まで上がりそうだ。平年と比べると、特に北日本で大幅に高く、北海道にとっては真夏並みの暑さとなる見通し。札幌の予想最高気温は26℃で、2日連続の夏日となりそうだ。
また、同じ北海道内でもオホーツク海側では30℃くらいまで上がる所もある見込み。きのうは常呂郡佐呂間町と斜里郡小清水町で30℃を超えて真夏日となったが、きょうも同じくらいの暑さになる所がありそうだ。最高気温は北見で29℃、網走で28℃などの予想で、季節外れの暑さとなるため、熱中症に注意が必要だ。
■猛烈な台風2号 進路に注意
午前3時現在、猛烈な台風2号はマリアナ諸島にあって、1時間に20キロの速度で西に進んでいる。今後も台風は海面水温の高いエリアを通るため、勢力を維持したまま西よりに進む見通し。徐々に進路を北よりに変えながら、30日（火）には沖縄の南に達し、沖縄や奄美に影響が出る見込みだ。
また、台風はこのあたりで速度を落とすことが予想され、沖縄付近で影響が長引くおそれがある。今後も最新の台風情報に注意し、穏やかなうちに台風への備えが必要だ。
（気象予報士・多胡安那）
