海老名の国史跡隣接地マンション計画 業者が変更伝える

相模国分寺跡で見られる「七重塔」の跡。奥にマンションが建設される予定(資料写真)

 神奈川県海老名市の国指定史跡「相模国分寺跡」(同市国分南)の隣接地に、高層マンション建設が計画されている問題について、内野優市長は26日の定例会見で、計画している明和地所(東京都)から「海老名市からの要請を重く受け止め、計画変更する」という申し出があったと明らかにした。変更内容や方向性については示されていない。 

 当初の計画は、相模国分寺跡の隣接地約2100平方メートルの敷地に計47戸のマンションを建設するもの。西側は14階で高さ43メートル、東側は最大4階相当の2棟構成とされていた。周辺住民から景観悪化を懸念し、高さを低くするよう見直しを求める声が出ていた。

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