【ツインズ７－５アストロズ】延長10回タイブレーク＠ミニッツメイド・パーク
ツインズは２度目の右膝前十字靭帯断裂から復帰したロイス・ルイスが先制３ランと同点タイムリーで２安打４打点をマークする活躍を見せると、延長10回表にライアン・ジェファーズが勝ち越しの３号２ランを放ち、７対５でアストロズに勝利。３連戦初戦を制した。ツインズ４番手のヨアン・デュランに１勝目（１敗）が記録され、アストロズ５番手のブライアン・アブレイユは１敗目（２勝）を喫している。
日本時間昨年５月30日の試合で右膝を負傷し離脱していたツインズのルイスが、ちょうど１年ぶりの出場となったメジャー復帰戦で躍動した。３回表二死１・２塁で迎えた第２打席にライトポール際へ先制３ランを放つと、１点ビハインドで迎え後がなくなった９回表二死１・２塁の場面では起死回生の同点タイムリーと勝負強さを発揮。試合前に「今夜は何か特別なことが起こりそうな気がするんだ」と語った言葉通りの活躍を見せると、このパフォーマンスに奮起したチームは延長10回表にジェファーズの勝ち越し弾で試合を決め、ルイスの復帰戦を勝利で飾った。
ルイスは2017年のドラフトでツインズに全体１位指名された若手有望株。しかし、その後のプロ生活は順風満帆とはいかず、2020年に新型コロナウイルスの流行でマイナーリーグが開催中止となり実戦の場を失うと、21年には春季キャンプ中に右膝前十字靭帯断裂が判明し長期離脱となった。それでも2022年にはメジャー初昇格を果たし、12試合でOPS.867の活躍を見せたが、フェンス際の打球を好捕した際にまたも右膝を負傷。再びのリハビリ生活を余儀なくされていた。現在アメリカン・リーグ中地区首位に立っているツインズだが、23歳にして２度の苦難を乗り越えたスター候補生の帰還でさらに勢いに乗っていきそうだ。
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