上川の東神楽町にサーモンを陸上養殖する施設が完成し、関係者がきょう、開所式を行いました。
小助川記者「水槽にはサーモンの仔魚がおよそ5万匹飼育されています。2年かけて成長し周辺の飲食店やふるさと納税の返礼品として活用される予定です」
施設を建設し運営するのは、産業ガス大手のエア・ウォーターです。施設の面積は延べ1000平方メートル。直径7メートルと4メートルの8基の水槽を設置し、年間30トンのサーモンを出荷する予定です。
エアウォーター大城さん「陸上養殖では不可欠な酸素ガスや二酸化炭素ガスも使うのでそれを活用する1つのフィールドとして陸上養殖の事業を展開した」
地球温暖化や赤潮被害による漁獲量減少などを背景に、陸上養殖は全国的に広がっています。エア・ウォーターは生産技術やノウハウを確立し、1年後を目途に外食チェーン店や漁協など全国への提供を目指しています。