自民党・三谷英弘衆院議員に聞く犯罪被害者支援の課題とは?解散ぶっちゃけトーク!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月31日に公開された動画ではゲストに自民党衆院議員の三谷英弘氏をお招きし、犯罪被害者支援や解散時期について語っていただきました。

三谷氏が小選挙区での当選にこだわる理由とは?

【このトピックのポイント】
・日本の犯罪被害者支援は経済的支援が不十分
・小選挙区で勝てない議員の話を官僚は聞いてくれない
・維新の候補擁立で神奈川8区は混戦となるか

三谷氏のプロフィールは以下の通りです。

2006年から2年間をアメリカ西海岸で過ごした三谷氏。大統領選挙を通して社会が変わっていく空気を感じたことと、法律の枠のなかでしか仕事ができないという弁護士の限界を感じたことが政治家を目指すきっかけになったとのことです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして三谷氏に回答していただきました。

犯罪被害者支援で抑えるべきポイントは?

「犯罪被害者施策の検証・推進議員連盟」の事務局長を務める三谷氏。犯罪被害者支援について、支援の内容に格差が生じている点に言及しました。

例えば交通事故で亡くなった場合、自賠責や任意保険、民事裁判などで被害者遺族は億を越える損害賠償金を受け取ることができます。しかし、刃物による殺人事件では被害者が受け取れる金額は300万円ほどに留まるケースが少なくありません。

また、2019年に発生した京都アニメーション放火殺人事件では、大やけどを負った被告は国が医療費を全額負担する一方で、被害者に対してそのような対応はされていません。

被害を受けた犯罪の内容、被害者か加害者か、あるいは事故か故意犯かで扱いが大きく変わってしまうのが被害者支援の問題点とされています。三谷氏は「何とかしないといけない」と力強くコメントしました。

犯罪被害者支援への認知はそれほど高くありませんが、三谷氏は「世の中に知られていないけれど必要なものを優先的に取り組みたい」とし「そういう意味では自分の優先順位にフィットする」と語りました。

MC乙武洋匡が選挙的な観点から犯罪被害者支援の取り組みが票につながりにくいことを指摘すると、三谷氏は「僕の話には選挙が欠けている」と同意。「もっと頑張ります」とコメントしました。

それに対し「変わるべきは三谷さんじゃなくて有権者」とMC乙武。

「一般的な有権者の価値判断として、『自分に利益があるからこの人』じゃなくて『地道にこういう分野をやってくれるからこの人に票を入れよう』という風に有権者が変わるべきだと思う」と続けました。

三谷氏「そのためには、僕ももっとやっていることを伝えていかないといけないと改めて決意しております」

ぶっちゃけ解散はいつあるの?

G7広島サミットが終了し内閣支持率は回復傾向。いつ解散総選挙となるのか関心が高まっています。

三谷氏は「本当にわからない」「とにかくいつ来てもいいように準備するしかない」とコメント。さらに「次は小選挙区で勝たないといけない」と続けました。

小選挙区での当選にこだわる理由を問うと「霞が関との関係ではものすごく如実」と三谷氏。

「(官僚は)党に逆風が吹いたらいなくなってしまうような政治家の話は正面から聞いてくれません」と言い切りました。

自身の発言権を強め、政策を実現していくためには小選挙区で勝つ強さが必要なようです。

前回2021年の結果を振り返ってみると、江田氏と三谷氏の差は縮まってきているように見えます。

しかし、もし日本維新の会が候補を擁立すれば票の流れは予想が難しくなります。三谷氏は非自民勢力を作りたい有権者の票が維新に流れると予想。「両方票は奪われると思いますけど、減る量は相手方の方が多いのでは」とコメントしました。

一方で三谷氏は「前回入れてくださった方が次また僕に入れてくれる保証は全くない」と慎重な姿勢も見せます。「しっかり活動して前回入れてくださった方が、もう一度僕に入れてくださるように努力したい」と意気込みを語りました。

前回の衆院選で神奈川8区の投票率は上がっており、三谷氏は自身に投票した有権者の中には初めて選挙に行った人も多いと分析。

「そういう人たちが三谷に入れて良かったねと思ってくれるように、地域の若い人や子育て中の家庭にも刺さるように情報発信してきたつもり」とこの2年間の取り組みを振り返りました。

次期衆院選は神奈川8区が最激戦区の1つになるのではないでしょうか。

動画本編はこちら!

解散総選挙いつになる?維新候補が来たら票はどうなる?

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