千葉県内酪農家が牛乳PR 飼料高騰で経営厳しく

千葉県内酪農家が牛乳PR 飼料高騰で経営厳しく

 飼料の高騰などで厳しい経営が続く千葉県内の酪農家らが6月1日、県庁を訪れ、熊谷知事に県産の牛乳をPRして、消費拡大への協力を求めました。

 PRは、6月1日の「牛乳の日」に合わせ行われたもので、県酪農農業協同組合連合会から熊谷知事に、県内で生産された牛乳が贈られました。

 飼料価格の高騰など、酪農家を取り巻く環境は厳しく、県酪連によりますと、県内で牛乳を生産する酪農家は、2022年3月は404戸だったのに、2023年3月には356戸となり、この1年で48戸が廃業したということです。

 こうした中、県庁を訪れた県酪連は「1本でも多く飲んでもらえるよう、県産の牛乳をPRしたい」と訴えました。

 これに対し、熊谷知事は「千葉の酪農を支えてもらえるよう、県民に発信していく」と応じました。

県酪連 高橋秀行 会長
「酪農は飼料高騰で経営が大変厳しい酪農家が多くなっている。いまの経済状態で価格転嫁が思うようにできない状況。何とか消費してもらうことで、少しでも酪農家の助けになる」

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