「誰にも怒ってはいない」今季は3位、マルセイユのトゥドール監督が1年で退任

[写真:Getty Images]

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マルセイユを率いるイゴール・トゥドール監督(45)が、今季限りで退任する事が決定した。

現役時代はクロアチア代表としても活躍し、ハイドゥク・スプリトやユベントス、シエナでプレー。引退後は指導者の道に進んだ。

古巣のハイドゥク・スプリトやPAOKテッサロニキ、ガラタサリ、ウディネーゼ、エラス・ヴェローナなどで指揮を執ると、今年7月にホルヘ・サンパオリ監督の後任として監督に就任した。

今シーズンのマルセイユはリーグ・アンで3位が確定。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)予選に参加することに。チームは好調を維持していたが、1年の契約を残して退団することになるという。

トゥドール監督は最終節のアジャクシオ戦に向けた記者会見に出席。パブロ・ロンゴリア会長が冒頭に今季限りでの退任を発表した。

「我々はクラブで冒険を続けないというイゴール・トゥドールの意思を尊重した。今は、彼がコミュニケーションを取る番だ」

「個人的なことではあるが、クラブを代表して、大きな敬意を持って、これまでの仕事に感謝したいと思う」

「ハードワークと、チームとクラブにもたらした価値観に感謝したいと思う。高い水準、ハードワーク、厳しさ、そして全力を尽くすという野心という価値観だ」

また、トゥドール監督も自身の口で退任を発表し、何か不満があったわけではないとした。

「みなさんこんにちは。私はフランス語は話せないが、会長とみなさんにお礼を言いたいと思う。このクラブで、このファミリーの中で、滅多にないようなサポーターと共に働けたことは光栄だった」

「個人的なレベルで、私は成長できた。クラブを去る時は、自分がきた時よりも良い状態で去ることとなる」

「プライベートな理由と仕事上の理由で退任することとなる。他のクラブとは契約していない。そして、誰に対しても怒ってはいない」

昨季の2位に続き、今季も3位とCL圏内でフィニッシュしたマルセイユ。後任はまだ決まっていないようだ。

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