産学官で初会合 半導体人材育成へ協議会

道内における半導体関連産業に携わる人材育成に向け、北海道経済産業局が設置した産学官による協議会の初会合がきょう行われました。次世代半導体の製造を目指すラピダスが千歳に拠点を設立することで、道内では半導体関連産業を支える人材の育成や確保が課題となっています。北海道経済産業局・岩永正嗣局長「半導体や電子デバイスなど先端技術を取り扱う高度な人材は一朝一夕に育てられるものでなく産官学が一体となって取り組む必要があります」。協議会には32機関が参加し、連携して人材の育成・確保に向けた取り組みを進めていく方針です。初会合でラピダスの小池淳義社長は求める人材について説明しました。小池社長「まず幅広い業種の人材です。2番目には専門分野・AI・データサイエンスを活用できる人材。(3つ目は)物事をなすための志と誠のある人材」。また、北海道経済連合会の真弓明彦会長は道内経済界の一元的な対応窓口として道経連や道内金融機関などで新たな法人を設立することを表明しました。「北海道新産業創造機構」の名称で来月をめどに設立し、半導体産業の支援体制を強化していくということです。

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